『文豪ストレイドッグス』ネタバレ感想&アニメの魅力を解説|白熱の異能力バトル
自殺マニア&リアリストの最強コンビ!!
アニメ『文豪ストレイドッグス』魅力と感想です。第1期〜3期、劇場版を続けてみました。
キャラの面白さ炸裂!
どのキャラも濃くて魅力あふれています。文豪の名前をそのまま使っているから、より愛着がわくんですよね。
まずは第1期(12話まで)のレビューです。
『文豪ストレイドッグス』あらすじ&作品情報
孤児院を追い出され、ヨコハマの街を彷徨っていた中島敦。このまま野垂れ死ぬか?いや、何をしても生き延びてやる―。盗っ人やむなしと決意した矢先、川を流されていく奇妙な男と遭遇する。どこか飄々とした自殺マニアの名は、太宰治。噂に聞く異能力集団「武装探偵社」の社員だった。
『文豪ストレイドッグス』アニメの魅力
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
アニメ『文豪ストレイドッグス』第1期の面白さを3つあげるなら・・・
- 魅力あふれる文豪キャラ
- 白熱の異能力バトル
- クスっと笑えるシリアスストーリー
とにかくキャラが最高だったよ。
主人公だけでなく、ひとりひとりが個性あふれて際立っていました。・・・知ってる名前だからよけいに愛着がわきます。
魅力あふれる文豪キャラ
誰もが知る有名な文豪がたくさん登場。なんとなくその文豪のイメージを元にしたキャラになっているのが面白いです。
目を引いたのは太宰治
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
川に流れていた太宰を主人公・中島敦が助けるのだけど、「チッ」と舌うちが・・・。
君かい?私の入水を邪魔したのは
入水してたのですね。確かに太宰治は自死してるし、自己破滅型の小説家なわけだけど・・・。
『文豪ストレイドッグス』での太宰治はコミカルに描かれていて、なんとなく憎めないキャラでした。しかも二枚目でかっこいい。
太宰治の他にもたくさん文豪がでてくるよ。
中島敦、国木田独歩や江戸川乱歩、谷崎潤一郎、宮沢賢治、芥川龍之介など。
理想を追うリアリストの国木田独歩も素敵なキャラでした。まわりが自由人ばかりだから、苦労が耐えなさそうだけど・・・。
それぞれが大物人物で、ひとりひとりの存在感がすごいんですよね。キャラが際立っています。
白熱の異能力バトル|異能力集団「武装探偵社」
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
文豪たちがくりだす異能力バトルが白熱。ちなみに異能力の名前は文豪たちの著書になっています。
太宰治の異能力は「人間失格」、国木田独歩は「独歩吟客」、宮沢賢治は「雨ニモマケズ」・・・という感じ。
親近感がわいてくる。
中島敦も加わる異能力集団「武装探偵社」は強者ぞろいでした。一応、探偵社なので事件解決していくのだけど、バトルになるんですよね。さまざまな異能力が発揮されて面白いです。
敵(ポートマフィア)には文豪の芥川龍之介がいたりと、敵キャラも濃ゆい。白熱でした。
クスっと笑えるシリアスストーリー
異能力バトルやストーリーはシリアスだけど、クスっと笑えるからサクサクみれます。
キャラが面白さ全開でユーモラス。
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
太宰治って「楽しい」とか「明るい」イメージが皆無なんだけど、『文豪ストレイドッグス』の太宰は「楽しい」「明るい」イメージでした。
座右の銘は「清く明るく元気な自殺」らしいからね。
なんなんだ、「清く明るく元気な自殺」って・・・(笑)
でも全てがユーモラスなわけではなくて、シリアスなところはちゃんとシリアス。そのメリハリが良いです。
『文豪ストレイドッグス』ネタバレ感想&好きなキャラ
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
『文豪ストレイドッグス』アニメ第1期で好きなキャラは3人います。
- 【太宰治】死に場所を求める自殺愛好家
- 【国木田独歩】スケジュールが狂うことを何よりも厭うリアリスト
- 【宮沢賢治】天真爛漫で純朴な少年
太宰&国木田コンビ、好きです。ふたりとも鋭くて強い。仲が悪そうにみえて、なかなか良いコンビでした。
好きなキャラ3人が大活躍したストーリーのレビューだよ。
太宰治&国木田独歩|実は最強コンビ!?
連続失踪事件を解決した第6〜7話は、太宰治&国木田独歩のコンビネーションが抜群でした。
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
太宰と国木田は第1話から登場するキャラです。自由人な太宰に対して、リアリストで堅物の国木田は振りまわされてばかり・・・。
正反対で何かと衝突してるけど、ふたりは良いコンビなんじゃないかと思った。
旧国防軍施設にて、敵と戦うことになった太宰、国木田、敦。
- 国木田独歩vs数字を操る異能力者
- 太宰治VS腕力最強な敵
国木田も太宰も相手が悪かった。敵に歯が立たないふたりは、戦う相手を交換するんですよね。そのシーンのコンビネーションが最強でした。
数字を操る異能力者を太宰の異能力「人間失格」(太宰が異能に触れると全て無効化される)で牽制し、腕力最強な敵を国木田がちょいちょいと倒す。
ふたりは相性が悪いのに、どうしてコンビを組んでいるのか不思議だった敦も、
このコンビ、すごい
・・・びっくりです。息、ぴったりなんです、太宰と国木田。このストーリーを見て、国木田のことがより好きになりました。
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
俺の名前は国木田独歩。現実をいく理想主義者にして、理想を追う現実主義者
「理想」と表紙に書かれた手帳を常に持ち歩いているロマンチストなんだかリアリストなんだかよくわからない国木田。ちなみに、手帳は彼の人生の道標です。
自由気ままな太宰と一緒にいる彼は苦労が耐えないけど、面倒見が良いんですよね。しかも、敵対する芥川龍之介とも互角に戦える強さを持つ異能力者。
国木田独歩、かっこいい。
宮沢賢治|天真爛漫だけど怪力!?異能力「雨ニモマケズ」
第11話、爆発した車の事件を調べるストーリーに爆笑しました。敦と宮沢賢治が事件解決にあたります。
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
賢治は天真爛漫で純朴な少年キャラ。異能力は「雨ニモマケズ」です。可愛い外見なのに思いもよらぬ怪力の持ち主で、事件解決するシーンはあっけにとられました。
彼の事件解決方法は・・・
© 2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
心を込めて聞けば、答えてくれますよ。そういうものです
第一印象は純粋無垢な少年。・・・そう思ったのもつかの間でした。ギャングに返り討ちにあうシーンの賢治少年が無敵すぎる。
鉄パイプで殴られても平気。極めつけは、微笑みながら自動車を投げ飛ばす。
目が点になりました(笑)ちなみに宮沢家家訓は「牛が逆らったら手近なもので殴る」です。
雨にもまけず、風にもまけず、鉄パイプにもナイフにも金属バットにもまけぬ丈夫な体を持ち、欲はなく決して怒らず、いつも静かに笑っている。そういうものに、私はなりたい
確かに鉄パイプにも金属バットにも負けてなかった。
賢治少年は怪力の異能力の持ち主。でも「雨ニモマケズ」は、空腹のときしか発動しません。満腹になって寝てる姿が愛らしくて、さっきまで車を投げ飛ばしてたのがウソのようでした。
最後はほっこりしちゃった。
『文豪ストレイドッグス』みどころ・おすすめポイント
- 魅力あふれる文豪キャラ
- 白熱の異能力バトル
- クスっと笑えるシリアスストーリー
アニメ『文豪ストレイドッグス』第1期のみどころは、魅力あふれる文豪キャラの異能力バトルです。実在の文豪を思い浮かべつつ、彼らがどう描かれてるのか楽しむのも良いですね。
バトルも面白くて目が離せないよ。
シリアスだけどクスっと笑えるユーモアもあって、サクサク見れました。おすすめです。