サイコパス劇場版三部作『Case.2 First Guardian』みどころ&ネタバレ感想|須郷×征陸
サイコパス劇場版3部作の2つ目『Case.2 First Guardian』。須郷と征陸に焦点をあてた物語です。
須郷さんはシーズン2に登場しますね。あまり記憶に残ってなかったのだけど、『Case.2 First Guardian』を見て、重い過去を背負っている人なんだと気づきました。
シリアスだけど面白かった。
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』「Case.2 First Guardian」あらすじ
常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。3ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』「Case.2 First Guardian」ネタバレ感想
めちゃめちゃシリアスなお話でした。とにかく須郷の過去が苦い。元国防軍のエースパイロットだった頃の彼が描かれています。
須郷さん、重い十字架を背負ってたんだ・・・。
エースパイロットだった彼がある作戦の真相を知ったことで色相がにごり、執行官として公安局で働くようになる。その転落は凄まじいものがありますね。
須郷徹平の苦い過去とフットスタンプ作戦
須郷が軍人でエースパイロットだった頃、戦地である作戦が実行されました。
フットスタンプ作戦です。
それにより彼の先輩・大友逸樹が帰らぬ人となる。でもフットスタンプ作戦には須郷が知らない裏があったのです。
救援物資を投下したはずの須郷が投下したのは毒ガスだった―。
お前は、化学兵器を投下していたんだ
知らずとはいえ須郷は大勢の人を殺害したことになります。それを知ったときの彼の絶望と怒りは察するにあまりある。
人を殺すことを厭わない軍の上層部が命じた「フットスタンプ作戦」。作戦決行の前、須郷にもらした大友の言葉が頭によぎりました。
俺たち特殊部隊は人を殺しても色相が濁りにくいタイプで構成されている
シビュラシステムが認めた人殺し。果たしてそれは喜ぶべきことなのか―。
作戦を決行することに迷う大友の気持ちが伺えました。大友も須郷も軍人だけど軍の上層部の人たちとは違って、迷い、揺れています。
彼らはサイコパスではなく、真面目でより人間らしい感情の持ち主なんだね。
征陸智己|父としての思い
『Case.2 First Guardian』は征陸智己にもスポットをあてています。
宜野座さんの父親。シーズン1で殉職した執行官です。懐かしさを感じました。
征陸さん、好きだったんだ。
また会えて嬉しい。青柳監視官とともに軍人の須郷を訪ね、一緒に国防省を攻撃する事件の真相に迫ります。どこまでも食らいついて諦めない執行官。
征陸の言葉にジーンとしました。
俺の残りの人生はあいつのためにあるようなもんだ
元妻に会いに行ったときに言った彼の言葉。シーズン1の征陸の最後、その言葉どおりに息子を守って殉職したのを思い出しました。
懐かしのメンバー再び
常守監視官が入る前なので、シーズン1のメンバーがそのまま登場していました。
征陸、縢秀星、狡噛慎也・・・。
懐かしくてまた1期を見たくなります。でも宜野座さんは2期の方がカッコイイですね。
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』「Case.2 First Guardian」みどころ
- 須郷の重くて切ない過去
- 征陸の刑事魂
- 懐かしのメンバー再び
みどころは、なんと言っても須郷の過去です。シーズン2で登場する彼ですが影が薄い・・・。いつも険しい表情をしていたけど、「Case.2 First Guardian」を見ると納得でした。
須郷にスポットが当たっているから、これを見ると彼のことがよくわかるよ。キャラに深みが増した。
常守監視官が入る前のメンバーで描かれているから懐かしのメンバーにも注目です。
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