『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想・アニメの魅力を解説|#1 or not to [B]e
これは呪いか。それとも罰か―。
ついに『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』アニメが始まりましたね!今季一番たのしみにしていた作品です。
作画がとてもキレイで感動!
う、動いてるよ〜と、始終、涙目でアニメを見ていました(まだ1話目なのに・・・)。もう感無量です。
ニーアのアニメが見れて嬉しい!
ゲーム原作の『NieR:Automata Ver1.1a』は、ストーリーが絶品なんです。派生作品(小説、コミック、舞台劇など)が数多くあるけど、みんな少しずつ違っているんですよね。
パラレルワールド的な分岐世界。・・・だからアニメの結末がどこに向かうか、今から楽しみでなりません。
『NieR:Automata Ver1.1a』あらすじ&作品情報
西暦5012年。<エイリアン>と称される生命体が地球侵略を開始。人類が月へと逃れて以来、地上では人類が生み出した<アンドロイド>と、エイリアンが生み出した<機械生命体>による戦闘が、長きに亘り続いていた。当機は、随行支援ユニット<ポッド042>。11945年3月10日より決行される「第243次降下作戦」にて、<ヨルハ部隊>所属のアンドロイド<2B>の支援を担当する。以降、同作戦にてヨルハ機体<9S>の随行支援を担当する<ポッド153>と共に定期的な任務の報告を行う。
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想・解説|#1「or not to [B]e」
©SQUARE ENIX/人類会議
『NieR:Automata Ver1.1a』は人類によって作られたアンドロイドと、エイリアンによって作られた機械生命体との戦いを描いた物語です。
物語が進むにつれて、いろんな真実が明かされていくストーリーが絶品なんです。・・・アニメもそうなるかな?
第一話をみると、ゲームで言うところのAルート(2B視点)と、Bルート(9S視点)が合わさった感じでした。ゲームの内容そのままで、テンション爆上がり。
セーブポイントくらいまでだ〜。そこまでセーブできなくて詰んだことも一緒に思い出した(笑)
【好奇心旺盛なキャラ・9S】ハッキングシーンが最高!
9Sのハッキングシーンが最高でした。
アニメのハッキングがわかりやすくて、作画もキレイで良かったです。
シューティングじゃなくて良かった・・・と、そっと胸をなでおろしたのはボクだけじゃないはず。
スキャナー型の9Sは、情報収集や敵をハッキングしたりして味方を援護するのを得意とするキャラです。
©SQUARE ENIX/人類会議
誰かと一緒に行動できるって、楽しいんです
普段は単独での任務が多いから、2Bと一緒に行動するのが嬉しくて仕方がない9S。人懐っこくて、好奇心旺盛で可愛げがあるんですよね。
こんな弟がほしいくなっちゃう。
ゲームでは彼が叫ぶ(・・・のと、落ちる)シーンが多くて、これからどれだけ叫ぶのか楽しみです。
可愛いといえば、アニメで描かれた小型機械生命体が可愛くないですか?・・・敵なんだけど、可愛い。
【冷静沈着なキャラ・2B】感情を持つことは禁止されている
冷静沈着なキャラ・2B。冒頭から、彼女の言葉に胸が締めつけられました。
©SQUARE ENIX/人類会議
私はいつまで嘘をつき続けるのだろう。その暗い未来に絶望し続けながら
嘘、暗い未来、絶望・・・。不穏なキーワードのオンパレードですね。
彼女が嘘をつき続けている相手は9Sです。そして、その暗い未来は自分では変えることができないもの。
彼女はよく「感情を持つことは禁止されている」と9Sに言うのだけど・・・。実は自分に言い聞かせているんです。
アニメでは、そんな2Bの心情が細かく表現されていました。
- 9Sと初めて会ったとき、思わず武器を強く握りしめたこと
- 9Sが「さん」をつけずに2Bと呼んだときの、ビクッとなった彼女の反応
- 9Sの記憶がバックアップされなかったと知ったときの、強く握りしめたこぶし
これらは感情を抑えようとした2Bの仕草です。裏を返せば、彼女は何らかの感情を9Sに抱いていることになりますね。
切ないなぁ・・・。これからのストーリーにも注目だよ
生と死を繰り返すアンドロイド
超大型兵器を倒したのに、新たに三体も出現しました。ブラックボックスでの自爆シーンです。
2B、貴女とともに戦えて光栄でした
ステキなBGM(茫洋タル病)が流れるなかでの9Sの言葉と自爆シーンは、けっこうインパクトありますよね。
『ニーアオートマタ』ゲーム未プレイで視聴している人は、もしかすると、自爆したのに何で生きてるのか不思議に思うかもしれません。
2Bや9Sがアンドロイドで、その身体は義体だから(壊れても衛星軌道基地バンカーには予備の義体がある)。
- 2B→バンカーにある義体にバックアップした記憶データをアップロードして復活
- 9S→記憶データがない状態で復活
9Sは自爆する前に2Bの記憶データだけバックアップしていました。・・・だから2Bは自爆する前と同じ2Bです。でも9Sは2Bと合流する直前までの記憶しかない状態なんですよね。
一緒に行動した記憶が共有できないなんて・・・。
©SQUARE ENIX/人類会議
2Bの声で語られた、ゲームでもお馴染みのキャッチフレーズに胸がキュンと締めつけられました。
全ての存在は滅びるようにデザインされている。生と死を繰り返す螺旋に・・・・・・我々は囚われ続けている。これは呪いか。それとも罰か
生と死を繰り返す螺旋に囚われ続けるアンドロイドたち。彼らは人類のために戦う兵士です。何度も記憶を失い、そして復活する。
記憶を失う前の自分と失ってからの自分。それって同一人物と言えるのかな。
記憶を失い続けるのはイヤですね。ずっと持ち続けるのも辛い時があることを、やがて理解することになるのだけど・・・。
『NieR:Automata Ver1.1a』アニメで使われていたBGM|#1「or not to [B]e」
©SQUARE ENIX/人類会議
アニメでもゲームのBGMがそのまま使われていました。音楽、とても素敵なんです(私は音楽を好きになってゲームをやり始めた)。
- 顕現シタ異物
- イニシエノウタ/贖罪
- 愚カシイ兵器:丙
- 双極ノ悪夢
- 終ワリノ音
- 茫洋タル病
一番はじめの飛行ユニットのシューティングシーンで「顕現シタ異物」が流れて、テンション⤴ オートマタの雰囲気そのままでホッとしました。
バトルシーンで流れていた「イニシエノウタ/贖罪」「双極ノ悪夢」「終ワリノ音」好きなんです。
アニメはほとんどヴォーカルなしで流れてるけど、サントラはヴォーカルありだよ。
『NieR:Automata』裏設定がヤバイ!アニメみどころ解説
『NieR:Automata』は裏設定がヤバイ(深い)ことでも有名なゲームなんです。例えば・・・
- 2Bや9Sがつけている戦闘用ゴーグル→真実を「見ざる(見ない)」という意味がある
- 衛星軌道基地バンカーにいるスタッフが口を布で隠している理由→真実を「言わざる(言わない)」という意味がある
- バンカーが白黒、2Bや9Sの衣装が黒の理由→「喪」や「喪服」のイメージ
隠されている真実があって、それを知ると、この裏設定が深い意味を持っていたという・・・。その真実については小説版のレビューに書いてますので、知りたい方はどうぞ。
アニメでどこまで明かされるのかはわからないけど、徐々に見えてくる真実にも注目です。
- 9Sハッキングシーン
- 2Bの仕草
- 素敵なBGM
『NieR:Automata Ver1.1a』アニメのみどころは、2Bと9Sが協力して超大型兵器を倒すところ。9Sのハッキングシーンや2Bの感情を抑えているちょっとした仕草にハッとなりました。
アニメ版では、これからリリィが登場するんだよね。
リリィは真珠湾降下作戦の生き残りアンドロイド。実はゲーム本編には登場しないキャラなんです。でも全くのNEWキャラというわけじゃなくて・・・。
派生作品(コミック「ヨルハ 真珠湾降下作戦記録」や舞台「音楽劇ヨルハ」など)にでてきます。
アニメ版はリリィが生きている分岐世界みたい。
彼女が生き残っていたことで、ストーリーにどのように影響していくのか楽しみです。