『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想|21Oと闇落ち9S|#19 corru[P]tion
それは あなたたちを守るものですよ
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第19話「corru[P]tion」感想です。前回もそうだったけど、今回もA2と9Sの明暗がくっきり描かれていました。
守る剣(A2)と破壊する剣(9S)の対比です
ゲームと同じように交互に描かれてるけど、アニメの方がふたりの明暗がくっきりしてるね。
21O(B)とのバトルを一番はじめに持ってきたのには、心臓が止まるかと思いました。・・・切ないです。
『NieR:Automata Ver1.1a』#19「corru[P]tion」あらすじ
NieR:Automata Ver1.1a
当機随行支援対象である9Sが、巨大構造物<塔>出現時の崩落に巻き込まれ負傷。現在もメンテナンスと休息が必要な状態にあるが、9Sはこれらを拒否。レジスタンスキャンプを離れ、塔へと接近している。塔<メインユニット>へのアクセスには、<サブユニット>と称される構造物のロック解除が必要であることが判明。当機及び9Sは、パスコード獲得のため、サブユニットの探索を開始する。
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想|A2と9Sの対比に心が痛む
©SQUARE ENIX/人類会議
第19話「corru[P]tion」では、9Sと21Oのバトルや9Sの闇落ち、ゲームでのイベント「パスカルの絶望」へと繋がるストーリー(たぶん)が描かれていました。
この一話をみて感じたのは、守る剣と破壊する剣(A2と9Sの明暗)です
以前までのA2は機械生命体への怒りのために剣を振るっていました。でもリリィと出会い、パスカル村の住人と過ごすうちに気持ちに変化が訪れます。
怒りのためだけじゃなく、彼らを守ろうと剣を握る。
一方、9Sは2Bを喪ってから怒りのために剣を振るいます。21O(B)とのバトル後は気持ちの制御ができないくらい闇落ち感が半端ないですね。
前はA2が怒りのために剣を振るっていたけど、いつの間にか逆転してた。
9SとA2の立ち位置というか、明暗がくっきり分かれているな・・・と感じました。
9Svs21O、心がかき乱されるバトル&アニオリ救いの弔いシーン
©SQUARE ENIX/人類会議
初っ端から心がかき乱されたのは、機械生命体に汚染された21Oと9Sのバトルです。
でも、BGM「還ラナイ声」とともに描かれた21Oの9S回想演出がステキでした。家族に憧れていたアンドロイド21O。
私は 家族が欲しくて 9Sを守ろうと
9Sのオペレーターを務めるうちに、彼を家族のように感じていたのですね。切ないけど21Oの気持ちが温かく響きます。
9Sを傷つけるくらいなら、自らに剣を・・・。
この自害シーンが切ない。ゲームとは違う展開だったけど、アニメも辛かった。
ゲームで9Sを操作しながら21Oと戦うイベントは、インパクト大で強く印象に残っています。早く終わってほしい・・・と、地獄でした。
悲しいけど、21Oの弔いシーンがあるだけアニメの方が救いがあるね。
ただ、その後の9Sの闇落ち感がやばい。21Oを弔うところでは、彼の怒りをひしひしと感じました。
9Sの闇落ち感が半端ない
塔に入るための認証キーを求めて資源回収(サブ)ユニットに侵入する9S。彼の声が低くて、ヤバさMAXです。
スリープ状態の機械生命体たちに容赦なく剣をふるうシーンなんかは特に・・・。
なにを呑気に寝てるんだ この鉄くずが!
9Sの闇落ち感が半端ない。
9Sの声優・花江夏樹さん、名演技ですね。ほんとに命かけて叫んでるという感じですごい。この9Sを見れて(聞けて)大満足でした。
これでも闇落ち、まだ途中です。これからも、さらなる闇落ち9Sを見れるのかと思うと怖くもあり楽しみでもあるのが本音なんだけど。
ラストは救われることを願ってるよ。
A2が振るう家族を守る剣|イベント「パスカルの絶望」へ突入か
©SQUARE ENIX/人類会議
機械生命体パスカルとの出会いや、リリィとの再会を経て変わるA2に心が温まります。資材を取りにパスカル村まで行ってくれと、A2に頼むリリィも可愛い。
A2に対して、とぼけるパスカルも面白い
©SQUARE ENIX/人類会議
クスッと笑ってしまいました。パスカル村での描写は癒されますね。でも和やかムードの中にも影が・・・。
多数の機械生命体がパスカル村を目指して進行中とのこと
不穏な空気感になりました。これはたぶん、ゲームでいうところのイベント「パスカルの絶望」へ突入したのかな・・・。
剣を振るうA2を見て、パスカル村の子どもたちは恐怖を感じます。でもパスカルが言った言葉が素敵でした。
それは あなたたちを守るものですよ
家族を守るための武器。この瞬間、A2が振るう剣の意味が変わったのです。今までは機械生命体への怒りだけだったけど、大切な人を守るためのものに・・・。
そういえば、リリィもローズ隊長から守るための武器を託されたよね。
第6話で描かれたリリィ視点での真珠湾降下作戦のときです。守るための武器って、温かみがあって良いですね。
敵意を持った機械生命体が多数、パスカル村に迫ってきている状況は絶望的です。家族をA2に託して村を離れるパスカル。
たぶん、助っ人としてエンゲルス(超大型機械生命体)を連れてくるんだよね、パスカルは。
ゲームでのイベント「パスカルの絶望」は本当に絶望感が半端なかったけど、アニメではどんな着地になるのか・・・。次回以降も楽しみです。
『NieR:Automata Ver1.1a』#19「corru[P]tion」みどころ
- 9Sと21Oのバトル&9Sの闇落ち
- パスカル村でのA2
『NieR:Automata Ver1.1a』第19話「corru[P]tion」みどころは、対比のように描かれている9SとA2それぞれのストーリーです。
21Oとのバトルを経て闇落ち感が半端ない孤独な9Sと、大切な家族ができて守るために戦うA2。
2BがLOSTしてから、ふたりの境遇が逆転してるよね。
第19話のラスト、9Sが狂ったように機械生命体を破壊してるシーン→「灰ト祈リ」月の涙、そしてぱっと目を開ける2B。
もし、2Bが今の9Sを見たら何を思うのだろうか・・・と、このラストの流れを見て、ふと思ってしまいました。