『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想|平和なパスカル村&再会|#18 chil[D]hood’s end
パスカル村での平和なひととき
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第18話「chil[D]hood’s end」感想です。ほっこりと癒やされる一話でした。
パスカル村での平和な描写に心が和む
まるまる一話が平和だったのって、第2クール始まってから初めてかもしれません。A2とパスカル村の子どもたちや、ポッドとの絡みに頬がゆるみました。そしてリリィとの再会も・・・。
A2の優しさ、変わってなくて安心した。
前回の「真珠湾降下作戦」があまりにも鬱展開すぎて心が抉られたから、こういう回があると一息つけますね。
『NieR:Automata Ver1.1a』#18「chil[D]hood’s end」あらすじ
NieR:Automata Ver1.1a
巨大構造物出現に起因する崩落時の衝撃により、A2の機体損傷を確認。速やかなメンテナンスの実行が推奨されるが、A2は拒否の意思を表明。当機は支援対象の安全性を確保し、引き続きメンテナンスの実行を要請する。
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想|平和なパスカル村&9Sの復讐心
©SQUARE ENIX/人類会議
『NieR:Automata Ver1.1a』第18話「chil[D]hood’s end」は、久々にほっこりと心が温まる一話でした。
パスカル村での平和なやりとり、A2とリリィの再会
第2クール入ってから怒涛の鬱展開で心が抉られまくりでしたからね。
ただ、平和な中にも闇がひっそりと潜んでいたりもして・・・。ゲーム勢だと、これから描かれるであろうこともわかるから、手放しでは喜べない複雑な気持ちにもなりました。
パスカルが子どもたちに教えた感情や、闇落ちしてる9Sの心情を考えると心が沈む。
・・・まぁ、今から沈んでいてもしょうがないので、この回だけでも癒されたのが良かったです。
双子モデルのアンドロイド、デボル&ポポルです。前作ゲーム『NieR Replicant(レプリカント)』に登場するアンドロイド。『レプリカント』のデボポポとは別個体になるんだけど、好きなキャラなんですよね。
アニメのデボルとポポルも美しくて胸キュンだった。
A2とリリィの再会に涙がジュワ!生きていた大切な家族
©SQUARE ENIX/人類会議
思わず涙がジュワっと込み上げてきたのが、A2とリリィの再会シーンでした。
A2に見せたリリィの笑顔。以前のか弱かったリリィを思い出させてジーンとした
「真珠湾降下作戦」時に多くの家族(仲間)を失い、あの時とは変わったところもあったけど、変わらないところもあって・・・。それはA2の優しさやリリィの笑顔などです。
リリィの笑顔を見たとき力がぬけたというか、安心した。再会できて良かったね。
リリィにとってもA2にとっても、お互いに大切な家族です。LOSTしたと思っていた家族が生きていたと知り、今後の展開にどんな影響があるのかも楽しみになりました。
特にA2にとっては・・・。家族を失い、機械生命体の破壊だけが生きる目的となっていたA2。
リリィと再会を果たしたことでA2の「生きる意味」に変化があれば良いな。
パスカルが教えた「恐怖」|ほっこりシーンなのに・・・これは伏線!?
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A2に子どもたちのことを話すパスカルのシーン。これからのストーリー展開を思い、ヒヤリとしたゲーム勢は多いはずです。
パスカルの言葉に複雑な気持ちになりました。
私があの子たちに教えたんですよ。恐怖を
子どもたちに様々な感情と知識を教えてきたパスカル。危険から身を守るために「恐怖」という感情も教えていました。
これ自体はごく普通のことで。このシーンだけ見るとほっこりするのだけど・・・。
ゲームの中で鬱ランキングなるものを作成したら、上位にくるだろうストーリーのひとつが、この「パスカルが教えた恐怖」に関連することなんです。
これは今後の展開の伏線か・・・とヒヤリ。
複雑だけど、見るのを楽しみにしているストーリーのひとつでもあるんだ。
あくまでも子どもたちのことを大切に思っていたからこそ教えたことで。善意からくるものなだけに、エグイ結末が待っています・・・たぶん。
今は平和なパスカル村とパスカルと子どもたち。今回のひとときを満喫しながら、これからの展開に要注目です。
9Sの復讐心|闇落ちした9Sがヤバイ
©SQUARE ENIX/人類会議
全体的には平和な雰囲気の一話だったけど、だからこそ目立つものがありました。9Sの闇落ちです。
みんな殺してやる。機械生命体もA2も全部、殺してやる
闇、そうとう深いね、これは・・・。
A2もリリィもパスカル村も和やかな感じだっただけに、その対比のように描かれた9Sの復讐心がヤバイです。9Sの気持ちは、わからなくもないのだけど・・・。
9Sは2Bのことが大好きだったのです。相棒としてではなく、ひとりの女性として。
彼が2Bに抱く感情は、愛だけじゃなく執着心や独占欲といったもの。そして2BをLOSTさせたA2に抱く感情は、憎しみや嫉妬・・・。
A2に復讐心を燃やす9Sの心情は小説『NieR:Automata 長イ話』(←ゲーム本編ノベライズ版)に描かれています。
A2に嫉妬を感じている描写もあって、彼が狂った理由に理解が深まりました。
ゲームでは描かれなかった心情が読めるからおすすめだよ。
『NieR:Automata Ver1.1a』#18「chil[D]hood’s end」みどころ
- パスカル村での平和なひととき
- A2とリリィの再会
『NieR:Automata Ver1.1a』#18「chil[D]hood’s end」みどころは、パスカル村での平和なひとときと、A2とリリィの再会シーンです。久々の癒され回に心が温まりました。
つかの間の休息。嵐の前の静けさかもしれないけど、癒されたよ。
この回を経てまた鬱展開になると思うと切なくもあり、楽しみでもあります。オープニング曲でもチラっと描かれている9SとA2のバトルも・・・。
でもラストは、ゲームでいうところのEエンドのような救いがあれば良いな。