『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想|塔の悪夢|#23「meaningless [C]ode」
君は2Bを殺したじゃないか。それだけで十分だよ。僕たちが殺し合う理由なんて。
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第23話「meaningless [C]ode」感想です。ついに塔の中へ入りました、9SとA2。
塔で繰り広げられる悪夢
塔での展開をみて「双極の悪夢」という言葉が思い浮かんだ。
『NieR:Automata』BGMで「双極ノ悪夢」という曲があるのだけど、塔でのふたりを表しているかのような曲名なんです。
9Sの精神崩壊、そしてふたりが知ることになるヨルハ計画の真実・・・。敵である機械生命体がそれを明かすという闇展開でした。
アニメの世界線、けっこうやばいかも。
『NieR:Automata Ver1.1a』#23「meaningless [C]ode」あらすじ
NieR:Automata Ver1.1a
楽しい!楽しい!楽しい!楽しい!塔へ集まって、もっと遊ぼう塔へ集まって、もっと遊ぼう ……遊ぼう
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想|アニメも救いなし?塔の闇展開に絶望
©SQUARE ENIX/人類会議
ニーアのアニメももう終盤。塔のシーンが、とうとう来てしまいました。相変わらずの闇展開ですね。
A2と9S、どちらも悲哀に満ちた展開で絶望。目が離せない!!
ゲームよりも救いがあるだろうと勝手に思っていたのだけど、けっこうしんどくてびっくりだ。
デボルやポポルも、みんなLOSTしてしまいました。A2と9Sについてはまだわからないけど、最後は救いがあってほしいと願うばかりです。
A2に救いを・・・
第23話が始まって、初っ端から不穏な雰囲気でした。赤い少女たちが映り、デボル&ポポルです。
©SQUARE ENIX/人類会議
ポポルが倒れてデボルが抱きかかえてる。でも抱きかかえる腕が・・・。
デボル、あたしたちは償えたかしら
こんなになってまでもまだ「償い」を気にかけている彼女たちが健気で気の毒です。BGM「曖昧ナ希望/氷雨」を聞きながらのこのシーンは、より悲しみが増しました。
さらに、ここでもまたA2に剣を振るわせるとは・・・。
デボルはウィルス汚染していたから仕方ないんだけど、その役目がA2なんだね。
ほんとうに辛い役回りです。2Bに続き、リリィ、そしてデボルまでも・・・。A2にこそ救いがあってほしいと願わずにはいられません。
図書室で「ヨルハ計画」の真実を知ってしまうシーンは、ゲームを連想しました。前作『NieR Replicant』をプレイしていると、図書館は特別な場所で、おっ!・・・となるんです。
ポポルの図書室だよね。BGMもレプリカントの曲かかってた。
精神崩壊した9S
©SQUARE ENIX/人類会議
塔を登り始めた9Sにとっても過酷な展開でした。たくさんの2Bが立ちふさがったところがやばい。
一体残らず、こなごなに壊す!!
9Sがゴーグル外すのって、だいたいヤバイときなんです、、、ゲームの経験上。またしても9Sの声優・花江夏樹さんの名演技でした。
フッと笑いはじめる9Sを見たとき、思わず「あっ、9S(精神が)壊れた。」・・・と思っちゃった。
9S、精神崩壊。2Bもどきと戦う彼は強いですね。自爆に巻き込まれ、2Bの腕を自分の腕につけるところはゲーム同様インパクト大です。
このあとA2と9Sが塔で鉢合わせになるのだけど、塔を登るシーンが一瞬のように感じてしまいました。・・・そこが少し残念なところです。
ゲームだとA2と9Sを交互に操作しながら塔を登っていったから、長時間、楽しめたんだ。
僕らは捨て駒|残酷な「ヨルハ計画」
©SQUARE ENIX/人類会議
塔ではA2と9Sのふたりとも、隠されてきた真実を知ることになります。月面人類サーバーは偽装で、人類はすでに絶滅していたこと。そして「ヨルハ計画」の真実・・・。
司令官もオペレーターさんも僕も2Bも全部捨て駒だったんだよ
ヨルハ部隊は廃棄前提で捨て駒だったことや、司令官やバンカーまでも破棄する計画だったこと・・・。これは「ヨルハ計画」の一部です。
人類が生存していると見せかけた壮大な偽装計画だね。
精神崩壊している9Sには、たとえ人類が滅んでいようとも、もうどうでもよいようです。彼にとって大事なのは、ただひとつの真実。・・・それは、2Bがいないこと。
君は2Bを殺したじゃないか。それだけで十分だよ。僕たちが殺し合う理由なんて
あぁ、、、切ない。このあと(次回)は、ふたりのバトルですか。オープニング映像みたときから覚悟しているのだけど、ふたりが殺し合うのはやっぱり悲しいです。
ゲームでも辛かった。
9Sと2Bの宿命|ラボ9号と2号、「ヨルハ計画」立案者ジニア
第23話で唯一、嬉しかったシーンがあります。スローで見ないとわからないくらいのチラチラ描写だったけど・・・
ラボ9号と2号、ジニアが登場!
「ヨルハ計画」立案者であるジニアと、その頃にラボにいた9号と2号。3人ともアンドロイドで、朗読劇「ヨルハ計画」に登場するキャラです。
今まで幾度となくくり返されてきた9Sと2Bの宿命(出会いと抹殺)は、ラボにいた9号と2号が発端とも言えるんだよね。
ジニアが立案した「ヨルハ計画」をラボ9号が書き換えて月面サーバーに送信。その中には2号と9号モデルの設計図も含まれていました。
ラボ9号は2号に殺され、9号と2号の輪廻はここからはじまる
9号はまた2号に会いたいと願いながらLOSTしていきました。・・・きっと、9号の強い願いゆえに輪廻が始まったのですね。
「ヨルハ計画」立案ストーリーも合わせて知っておくと、物語に深みが増すよ。
「ヨルハ計画」立案者ストーリーについては、第15話のレビューでも書いています。こちらも合わせてどうぞ。
『NieR:Automata Ver1.1a』#23「meaningless [C]ode」みどころ
9SとA2、塔で繰り広げられる悪夢
『NieR:Automata Ver1.1a』第23話「meaningless [C]ode」みどころは、9SとA2、塔で繰り広げられる悪夢のような展開です。
2Bもどきと戦う精神崩壊した9S、辛い役回りばかりのA2・・・。塔のシーンも、やっぱり残酷でした。次回も続く辛いシーン。切なくなるけど、見ずにはいられないですね。
最後はアコールさんが出てきて赤い少女をグシャってしてくれないかな。『舞台ヨルハVer1.3a(a)』みたいに。