『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想・解説|残酷すぎた6OのLOST|#15 no [I] in team
#15「no [I] in team」
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第15話「no [I] in team」感想です。前回から心が抉られまくりの大規模降下作戦だけど、
第15話もさらなる鬱展開でトリハダたちまくり!
ゲームよりもアニメの描写がダークで心に刺さるんですよね。感情が追いつかないです。特に今回は6Oの描写が残酷でした。
心を抉られつつも、しっかり楽しめてもいるよ。
アニメの映像やストーリー構成などが絶品で、流れるBGMとともに「ニーア、神!」と絶賛しています。
『NieR:Automata Ver1.1a』#15「no [I] in team」あらすじ
NieR:Automata Ver1.1a
機械生命体の殲滅に向け、地上ではヨルハ部隊とレジスタンスの共闘による大規模侵攻作戦が開始。しかし想定以上の機械生命体ユニット数を確認。各エリアから支援要請が寄せられている。当機は随行支援対象である2Bと共に、地上にてアンドロイド達の援護にあたる。
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想|ヨルハ部隊6Oとホワイト司令官
©SQUARE ENIX/人類会議
大規模降下作戦中、別々に行動していた2Bと9Sが合流!・・・やっぱりこの2人はセットで見ると心が和みます。
2人がバンカーに戻る際、ブラックボックスで自爆するシーンは第1話を連想しました。
バンカーにある義体にデータをアップロード
こうすることでウィルス汚染されたヨルハ部隊を撃破しながら、バンカーに瞬時に移動したわけだ。
でも時すでに遅し。バンカーも汚染されていました。ヨルハ部隊、バンカーまでもLOSTです。
©SQUARE ENIX/人類会議
第15話「no [I] in team」でトリハダがたったシーンが2つありました。
ここから始まるんだ・・・と、改めて気合を入れ直したよ(←心の準備が必要)
ウィルス汚染された6O|残酷な仕打ちに心が折れる
機械生命体に汚染された6Oが強く印象に残りました
6Oは2Bの担当オペレーターでもあります。地球と司令官に憧れている乙女キャラ。ゲームでもアニメでも、通信での2Bとのやりとりに何度も心が和みました。
可愛いキャラだよね、6O。
ウィルス汚染で狂った最期は残酷です。それも、司令官と2Bが見届けることになるとは・・・。
ずいぶんと長い間楽しませてもらったけど、もうこの基地は終わりだねぇ
6Oならぬ赤い少女の言葉に心が抉られました。赤い少女は機械生命体の端末です。前回の描写で赤い少女や赤い蝶がバンカーにも現れて汚染の兆候が見られました。
口調も変わり、目が赤くなった6Oの姿に心が折れる。
ゲームでも汚染された描写はあったけど、アニメは細かく表現されていて残酷さが増していました。・・・最後は司令官が6Oを刺してLOST。
第2クールから鬱展開が続くけど、これはまだまだ序盤です。今後も感情が追いつかなそう・・・。
ホワイト司令官&心震えたオープニングクレジット
汚染されながらも、最後まで責任を全うしようとしたホワイト司令官がカッコよかったです
時には2Bに9S抹殺命令を下したり、非情に見えるシーンもあったけど、常にヨルハ部隊のことを考えている司令官。
「真珠湾降下作戦」が描かれたコミックや舞台では、上(人類会議)と下(ヨルハ部隊)に挟まれて大変だなと思っていました。
でも部下思いの良い上司なんだよね。
司令官の瞳も赤く光り、2Bと9Sだけでも・・・と2人を脱出させるシーンに目が離せません。
行けー!! 2B
司令官の叫びとBGM「崩壊ノ虚妄」とともに流れるオープニングクレジットは、ゲームと同じ描写でトリハダがたちました(←嬉しくて)。バンカーが破壊されていく様子は切なさが募ります。
全ての存在は滅びるようにデザインされている
この言葉がまた頭をよぎりました。ついにバンカーまでも・・・。
後ほどバンカー消滅にも関わる「ヨルハ計画」について説明しますが、まさにバンカーも滅びるようにデザインされていたのです。
バンカーが初めからモノクロ描写だったのは「喪」のイメージだったからなんですよね。ちなみにヨルハ部隊が黒い衣装なのも「喪」のイメージです。
ニーア、闇が深すぎる。
解説「ヨルハ計画」とは?立案者ジニアと9号|バンカー消滅の原因
©SQUARE ENIX/人類会議
第15話の冒頭で2Bが「ヨルハ計画」にふれていました。その全貌が明かされるのはゲームでいうと3周目(Cルート)終盤です。
月に人類は逃げ延びてはいない。あるのは、わずかな遺伝子情報のみが保管されているサーバーだけ
アニメ第1クールでも人類はいないことが明かされているけど、そもそも「ヨルハ計画」とは何なのか。・・・これがまた闇が深いんです。
立案者はジニアというアンドロイドです。でも彼は、この計画を破棄していました。それを少し変えて、今の「ヨルハ計画」にしたのは9号です。
9Sとは別の9号だよ。9Sの元になったアンドロイドなんだ。
9号が書き換えた「ヨルハ計画」には、新たに造られる13番目の基地(今のバンカー)にバックドアを仕掛け、一定期間で解放する・・・というのもありました。←これが今回のアニメで描かれた機械生命体ウィルス汚染の原因です。
バンカーは、初めから機械生命体に侵入されて全滅する事を想定した造りになっていた
ほんとうに「全ての存在は滅びるようにデザインされている」のですね。
実はバンカーだけでなく、ヨルハ部隊も破棄前提の作りになっています。「ヨルハ計画」のために作られた部隊だから、成功したら用済みという残酷な設定。・・・闇が深すぎる。
この立案者ストーリーには9号の他に2号も登場します。もちろん2Bではない2号ですが、ラストは9号が2号に殺されるという・・・。
2号と9号の輪廻はここから始まるのですね。何度もくり返される宿命。2B(E)と9Sの関係を運命づけたストーリーでもありました。
立案者ストーリーもアニメで描かれないかな。
『NieR:Automata Ver1.1a』#15「no [I] in team」みどころ
ウィルス汚染された6Oと、ホワイト司令官の勇姿
『NieR:Automata Ver1.1a』第15話「no [I] in team」みどころは、ウィルス汚染された6Oと、カッコよかったホワイト司令官です。
機械生命体によるウィルス汚染で狂ったヨルハ部隊たちの描写は、前回と同じく残酷で背筋が凍るものがありました。
ゲームよりも細かく表現されていて、目が離せなくなった。アニメもすごい。
ゲーム通りだと、これから終盤にかけても鬱展開の連続なんです。残酷なんだけど見たいシーンは、9Sと21O、そしてパスカルです。・・・描かれると良いな。