『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想|Cルート突入!心が抉られる#14 mission [F]ailed
#14 mission [F]ailed
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第14話の感想です。ここから、ゲームでいうところのCルート・・・という感じでした。
大規模降下作戦が、思いのほか地獄だった
アニメオリジナルシーンに背筋がヒヤリとしたよ。
残酷で鳥肌がたったけど、美しい描写もあって圧巻でした。大元のストーリーは知ってても、続きが待ち遠しいです。
『NieR:Automata Ver1.1a』#14「mission [F]ailed」あらすじ
NieR:Automata Ver1.1a
ヨルハ部隊所属2B・9Sの両名が、敵機械生命体の基幹ユニット<アダム>及び<イヴ>の撃破に成功。現在、機械生命体は一時的な混乱状態に陥っている。この状況を敵殲滅の好機と捉えた人類軍は、全ヨルハ部隊に向け、機械生命体への総攻撃命令を発令。
『NieR:Automata Ver1.1a』ネタバレ感想|Cルート突入!地獄のような大規模降下作戦
©SQUARE ENIX/人類会議
アニメは今回からCルート突入という感じですね。原作ゲームでいうと、Cルート(3周目)から伏線が一気に回収されて、思いもよらぬ真実が明かされていくんです。
全ての存在は滅びるようにデザインされている
この言葉を何度も実感することになったのがCルート以降だったんだ。
第14話「mission [F]ailed」で描かれた大規模降下作戦は、地獄のような光景がくり広げられていました。
©SQUARE ENIX/人類会議
地球を取り戻すために、人類軍が機械生命体に総攻撃
論理ウィルスに汚染されたアンドロイドの描写がヤバかったです。ゲームよりも凄惨で背筋が凍りました。
ゲームでは9Sと2B以外のヨルハ部隊はNPCだったからね。
14話で描かれた大規模降下作戦で強く印象に残ったシーンが2つあります。
ウィルス汚染により狂ってしまったヨルハ部隊の描写も怖すぎてインパクト大でした。第2クールは前回から重苦しい展開が続き、心がえぐられますね。
9Sのオペレーター21O(B)|残酷だけど美しい描写だった「赤い蝶」
21Oが、地球で戦っている!
この時点で地球にいたのですね。・・・そうか、そうですよね。
21Oは9Sの担当オペレーターです。普段は宇宙にある基地・バンカーで9Sのサポートをしているアンドロイド。ちなみに2Bの担当オペレーターは6O(シックスオー)です。
たまに描かれる2人の通信での会話、微笑ましいよね。9Sを子ども扱いしてるような21Oさんがツボなんだ。
大規模降下作戦では、21O→21Bとしてバトラー型になっていました。戦う21Oもカッコよくて素敵!
地球で戦っているヨルハ部隊は、そのほとんどが論理ウィルスに汚染されてしまいます。機械生命体に乗っ取られるわけですね。
残酷だけど「赤い蝶」の描写が美しかった
21Oの瞳に赤い蝶が重なるところ(←これはたぶん論理ウィルスに汚染されたという意味だと思う)
この描写が残酷だけど美しく、ちょっぴり怖い。
ニーアの残酷さと美しさと切なさが混ざりあっている世界観が好きです。論理ウィルス汚染を「赤い蝶」で表現する描写がニーアの世界観に合っていて、美しく感じました。
ここで21Oさんのウィルス汚染を大きく描いたのは、あのシーンも描く・・・ということなのかな。
9Sと21Oについては、ゲームCルートで描かれた残酷なワンシーンがあるんです。ここでは書かないけど、21Oのウィルス汚染シーンを見ると切なさが増しました。
レジスタンスリーダー・リリィの覚悟
©SQUARE ENIX/人類会議
機械生命体との戦いでは、レジスタンスのリーダー・リリィも印象に残りました。
論理ウィルスに汚染された仲間を撃つシーン
超巨大機械生命体との戦いを経て、リリィの仲間も論理ウィルスに汚染されます。汚染されると目が赤くなり、動きもおかしくなる・・・。
撃ったあとの、リリィの言葉に切なさが募りました。
すまない
他の仲間に危害が及ぶから、こうするしかなかったんだよね。
そしてリリィはそれを「よくあること」だと言っています。このシーンを見ていると、リリィが今まで歩んできた道がいかに過酷なものであったかがわかる・・・。彼女の覚悟が伝わってきました。
リリィは戦闘モデルではなくて、上級士官の愛人用モデルです
リリィ(とA2)の過去が描かれた「真珠湾降下作戦」までは、論理ウィルス汚染された仲間の処分は彼女以外が行っていたと思われます。
それを今ではリリィ自らが・・・。仲間の処分は辛くて悲しいシーンですね。
リリィが仲間を撃つシーンから、舞台『音楽劇ヨルハ』アネモネが21号を撃つシーンを連想して、より悲しくなった。
OP「ブラックボックス」、ED「灰ト祈リ」アニメ映像に想いを馳せる
『NieR:Automata Ver1.1a』第2クールのオープニング曲とエンディング曲、どちらも歌詞とアニメーションに哀愁を感じる
曲とともに流れるアニメーションも素敵。第13話で初めて映像を見たときに感じたことを少しだけ・・・。
初めてOP映像を見たときに、びっくりしました。えっ、このシーンOP映像に流しちゃう!?・・・と。けっこう重要なシーンが流れてるんですよね。
印象に残ったのが2Bの安堵してる表情や、9SとA2のバトルシーン、空に手を伸ばすA2。
やっぱり描かれるんだ・・・と、その時点で心がかき乱された。見る前に深呼吸が必要かも。
ED『灰ト祈リ』がニーアの雰囲気で感無量でした。アニメーションも良くて。・・・2B、キレイです。
2Bの瞳に月の涙が被るところ、『ドラッグオンドラグーン3』ゼロを連想しました。ゲームは未プレイだけど、ゲームプレイ映像は見たことあるんです。
色んなことを連想できて、ニーアのアニメって最高だね。
『NieR:Automata Ver1.1a』#14「mission [F]ailed」みどころ
- ヨルハ部隊が汚染されて狂う姿
- 21Oのバトルシーン
『NieR:Automata Ver1.1a』第14話「mission [F]ailed」みどころは、大規模降下作戦でのヨルハ部隊です。ウィルス汚染された後の描写に背筋が凍る。
これはゲームよりも心がえぐられた。
鬱展開はまだこれからも続くと思われます。深呼吸してからアニメを見るのがおすすめです。