『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想・結末|第1クール終盤Aエンディングに号泣

どうして……いつも、こんな
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』終盤(#9〜12)感想です。長らく延期になっていた終盤4話が一気に放送されましたね。
第1クール終了、アニメもめちゃめちゃ良かった!
終盤4話を一気にみたのだけど、怒涛の展開であっという間でした。びっくりしたり、目を見張ったり、号泣したり・・・感情が忙しかったです。

第2クールの予告もあって、テンション爆上がりだったよ。
『NieR:Automata Ver1.1a』あらすじ
#9「hun[G]ry for knowledge」

【ポッド153より報告】当機随行支援対象である9Sとの通信が途絶。9Sは単独行動中、水没都市・廃ビル内にて<A2>と思しき機体に遭遇し、追跡を開始。その際、エリア一帯に強力な妨害電波の放出を確認。当機が通信の回復を行っている間に、9Sは追跡不可能な状況に陥ったと推測される。2Bに救援を要請、捜索を開始する。
『NieR:Automata Ver1.1a』第1クール終盤ネタバレ感想|ハッピーエンド?だけど号泣

©SQUARE ENIX/人類会議
アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』第1クール終盤、怒涛の展開でしたね。一番気になっていたのは、どんなエンディングを迎えるか・・・なのだけど。
ゲームと大きなズレはなく、A(B)ルートエンディングでした。

原作ゲームでも泣き、展開がわかっていたとはいえアニメでも号泣。論理ウィルスに汚染された9Sと2Bのシーンはヤバかった。
あのシーンは何度みても泣きますね。後で少しだけふれますが、9Sの首を絞めたあとの2Bの言葉に注目です。
イヴならぬアダム戦|「白の約定」と「四〇式拳鍔」にテンションあがる
第1クール終盤、原作と大きく違ったのは最後にアダムと戦うことになったこと。

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原作では「複製された街」(アニメだと第9話)で死ぬのはアダムでした。でもアニメではイヴが刺されてましたね。
ラストのバトル、アダム戦が大迫力で見応えがありました。その中でも私が注目したのは、武器とパスカルです。

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『NieR:Automata』って、ふたりが扱う武器にも特長があって思い入れ深いんです。ちゃんと再現されていて、アニメ制作陣のニーア愛を感じました。

「白の約定」と「四〇式拳鍔」、かっこいいや。
アダム戦では、落下する9Sをパスカルが助けたところも印象に残りました。こんな風に助けられるのは2度目ですね。
しっかり繋がれた9Sとパスカルの手。
アンドロイドと機械生命体が、ふたりのように手を取り合う未来になれば良いな。原作にはないエンディングだけど、そんな未来も見てみたくなりました。
論理ウィルスに汚染された9S|BGM「曖昧ナ希望/氷雨」を聞きながら号泣

©SQUARE ENIX/人類会議
アダムを倒して安心したのもつかぬ間。9Sの目が赤く光りました。・・・これは論理ウィルスに汚染されたときに起こる症状です。
論理ウィルス汚染については、リリィの過去回想が描かれた第6話「真珠湾降下作戦」でも描かれていました。
![『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想 #6「[L]one wolf」リリィの真珠湾降下作戦](https://anime-can.com/wp-content/uploads/2023/03/20230306_093551_0000-320x180.jpg)
9Sはアダムをハッキングしたときに汚染されてしまったのですね・・・。彼が願ったのは2Bに自分を処分してもらうことでした。
2Bが9Sを殺さなければならないとき、BGM「曖昧ナ希望/氷雨」を聞きながら号泣。
このシーンは辛くて涙があふれました。「曖昧ナ希望/氷雨」も切なく響きます。

このあたりの演出はBGMも含めてゲームと同じだった。ゲームでもインパクト強かったシーン。
9Sが停止したとき、2Bはこんな言葉を口にします。
どうして……いつも、こんな……
この2Bの言葉には、かなり深い意味があるんですよね。今後、2人の宿命(運命)を知ったとき、きっと彼女の言葉に思いを馳せたくなるような。

実は彼女の言葉には続きがあるんだ。
小説版『NieR:Automata 長イ話』で「どうして……いつも、こんな……」の続きが書かれています。

知りたい方は小説のレビューをどうぞ。※今後のストーリーのネタバレがありますのでご注意ください。

ゲームを思わせるエンドロールに感無量|エンディング曲「Weight of the World」
Aルートのエンディングは、一応ハッピーエンドです。ゲームで9Sが論理ウィルスに汚染されたときは、なんという展開なんだー!!と思ったけど。
「Weight of the World」とともにエンドロールになったのは、ゲームを思わせて感無量でした。
ほんとうに、ゲームでもこんな感じなんですよね。ジュニーク・ニコールさんの「Weight of the World」が心に染みます。

『NieR:Automata』主要ルート(A〜E)エンディング曲は全て「Weight of the World」なんだ。
ちなみにアニメで流れた「Weight of the World」はジュニーク・ニコールさんが歌う英語バージョンです。他にも河野万里奈さんが歌う日本語バージョン「Weight of the World/壊レタ世界ノ歌」や、エミ・エヴァンスさんが歌うものもあったりします。


同じ「Weight of the World」でも全然ちがうよ。
『NieR:Automata Ver1.1a』アダムとイヴ|アニメオリジナルシーンで良かったところ
アニメのエンディングを語っていたら長くなってしまいました。第1クール終盤の良かったアニメオリジナルシーンについても少しだけ。
一番良かったのは、アダムとイヴの描写です。
機械生命体が進化して誕生した個体、アダムとイヴ。ニイチャン大好きっ子の熱い弟イヴに対して、アダムは冷静な兄の立ち位置でした。
でもイヴがいなくなった現実に直面したアダムをみていると、また違った一面を発見できたのが良かったです。

©SQUARE ENIX/人類会議
第11話、アダム戦で彼が言った言葉に胸が痛みました。
記憶も知識も分かち合う相手がいなければ、こんな世界、意味がない

記憶も知識も分かち合う相手・・・。アダムにとってイヴはかけがえのない弟だったんだね。
アニメは機械生命体にも重点を置いて描かれていて、それが心に染みるんですよね。アダムとイヴや、第2話に登場したピーちゃんもそう。
![『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想・解説|#2 city e[S]cape](https://anime-can.com/wp-content/uploads/2023/01/20230115_124540_0000-640x360.jpg)

アンドロイドにも機械生命体にも感情があるんだ。悲しい争いなんかせずに、仲良く共存していく未来が見たくなったよ。
『NieR:Automata Ver1.1a』第2クールで注目すべきところ|Cルート突入
『NieR:Automata Ver1.1a』第2クールの予告を見ると、Cルート突入という印象でした。
ゲームで言うとCルートは3周目、隠された真実が明かされていくストーリーになります。
ゲームを踏まえての、第2クールで注目すべきところは・・・、
Cルートでは、ヨルハ機体・A2の登場も多くなります。「裏切ったのは司令部」と言った彼女の真意が気になりますよね。

予告で写っていた短い髪のアンドロイドはA2だよ。髪が短い彼女も好きなんだ。
第1クールが終わったところでは、まだ明らかになっていないことが、きっと明かされていく・・・。
- ヨルハ計画について
- 2Bと9S、ふたりの関係(宿命)
- 9Sの前に現れた赤い少女の正体
赤い少女は第1クール最後に登場しました。オープニング曲にひっそりといるから、そのうち登場するかなと思ってたんです。
原作ゲーム以外(派生作品)にも度々出てくるキャラ。『音楽劇ヨルハ』では「タームα」、「タームβ」として登場していました。


どの作品をみても、不気味な存在なんだよね。でも今後の重要キャラだよ。
![『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想・解説|2Bと9Sの宿命|#13「reckless bra[V]ery」](https://anime-can.com/wp-content/uploads/2024/07/7943e73683a24176abb425016febf033-320x180.jpg)


