『NieR:Automata Ver1.1a(アニメ)』ネタバレ感想|#4「a mountain too [H]igh」狂気の歌姫・ボーヴォワール
狂気の歌姫・ボーヴォワール登場!
アニメ『NieR:Automata(ニーアオートマタ)Ver1.1a』第4話「a mountain too [H]igh」感想です。
ヨルハ部隊 2Bと9S、遊園地廃墟へ。
トラウマ級のバトルと狂気の歌姫(←遊園地廃墟のボス)、それに加えて素晴らしいBGM・・・。きましたー、神回です!!
遊園地廃墟は一番好きな場所なんだ。
アニメのバトルシーン、めちゃめちゃかっこよかったです。ハッキングシーンも良かった(泣)。
ゲームプレイ済みだと、ドキッとするシーンもありました。・・・やはり深いですね、『ニーアオートマタ』。
『NieR:Automata Ver1.1a』#4「a mountain too [H]igh」あらすじ
【ポッド153より報告】砂漠地帯での調査において、「言葉を話す機械生命体」、「アンドロイドに酷似した外見の機械生命体」等、過去の記録データにない特殊個体を複数確認。詳細はサーバーにアップロード済み。また2B・9S両名は、司令部からのヨルハ部隊員捜索任務を受令。行方不明となった機体は、地上での任務中に連絡が途絶えた模様。ブラックボックス信号の発生地点は既に特定済み。該当地点にて対象の捜索を開始する。
『NieR:Automata Ver1.1a』#4 ネタバレ感想「遊園地廃墟」狂気の歌姫・ボーヴォワール
©SQUARE ENIX/人類会議
第4話のみどころは、何と言っても「遊園地廃墟」ボス、狂気の歌姫・ボーヴォワールとのバトルシーンではないでしょうか。
アンドロイド(ヨルハ機体)を自分に装飾したり、改造して兵器にしたり・・・。めちゃめちゃ鬱で闇展開。怖さはトラウマ級です。
初めてゲームをプレイしたときから忘れられない光景だった。・・・でも好きなシーンなんだよね。
怖さもあり、美しさもあり、切なさも感じる。感情がないとされている機械生命体にも感情があると実感できるシーンでもありました。
アニメでもボーヴォワールの感情が伝わって、切なく何とも言えない気持ちに・・・。
BGM「美シキ歌」バトルシーンがかっこいい
ボーヴォワールとのバトルシーンがかっこよかったです。
狂気の歌姫が登場すると同時に流れるBGM「美シキ歌」。
「美シキ歌」いいよね。大好きな曲なんだ。
ボーヴォワールの動きに合わせて流れるから、彼女(?)がオペラ歌手のようにも見えました。
エミ・エヴァンスさんの優しく幻想的な歌声と、ジュニーク・ニコールさんの力強い歌声が交互に心に響きます。
敵のイクラ弾(ニーアでお馴染みのピンクの玉)を避けて攻撃する2Bと9S。ゲームでは自分で操作するから、このイクラ弾にヒェーとなった記憶がよみがえりました。
ゲームでのバトルも楽しかったけど、アニメ映像で見るのも大迫力。2Bの動きは爽快でした。
切なすぎるボーヴォワールの恋心|9Sハッキングシーン
©SQUARE ENIX/人類会議
9Sのハッキングシーンが毎回、毎回、良いですね。今回はボーヴォワールの感情をともっなった切ない過去が回想されます。
わたしは、わたしは、もっと、もっと美しくなるんだ
「美しさ」に異様な執着をみせるボーヴォワール。そのためなら、なんでも(共喰いも)するほどです。「美しさ」を追い求めるあまり、今の異様な姿に・・・。
ボーヴォワールがここまで「美しさ」に執着するのには、ある理由があるんだ。
「恋心」です。すべては好きになった機械生命体(サルトル)に振り向いてもらうためでした。
機械生命体も人間のような感情を持っていますね。・・・でも、悲しいことに彼は振り向いてくれないんです。
「美しさ」を求めても振り向いてくれない彼をみて、今までやってきたことが全て無意味だったと悟るボーヴォワールの気持ちが描かれています。
私は何の為にこんな姿になってしまったのだろう?
愕然とする描写が切ない・・・。
ボーヴォワールの気持ちを想像すると胸が痛みました。元々は小さな機械生命体だった彼女。感情が爆発して暴走するのもわからなくはないかも・・・。
Amazarashiが歌うエンディング曲「アンチノミー」の歌詞が思い浮かびます。
感情は持たないでください それがあってはこの先 きっと辛すぎる
2Bや9Sだけじゃなく、機械生命体にも当てはまる曲だ。
『ニーア』ファンをくすぐる仕掛け|思わずドキッとしたシーン
©SQUARE ENIX/人類会議
アニメでは毎回のように『ニーア』ファンをくすぐる仕掛けがあるんです。第4話でもドキッとしたところが3つありました。
ドキッとしたところ➀
一番パンチが効いていたのはラスト、2Bに向けた9Sのことばです。
ためらっちゃだめだ、2B
これは機械生命体を破壊することに「ためらっちゃだめ」と言っているのだけど・・・。2Bにとっては、この言葉、思うところあるんじゃないかと。
深読みしすぎ?
ドキッとしたところ②
バンカーにいるホワイト司令官に一瞬、色がついていたのを見逃しませんでした!
ホワイト司令官、オレンジとホワイトカラーが素敵。
バンカーはモノクロ描写だから、新鮮だったよ。
ドキッとしたところ③
バンカーにて、ホワイト司令官と人類会議が通信しているときに「ヨルハ計画」というものがでてきます。
この単語に反応してしまう。「ヨルハ計画」、すべてが闇すぎるんですよね・・・。
「ヨルハ計画」については、小説『NieR:Automata 長イ話』を読んだときのレビュー(ストーリーやキャラについてのネタバレあり)で触れています。
『NieR:Automata Ver1.1a』#4 みどころ&流れていたBGM
- ボーヴォワールとのバトルシーン
- ボーヴォワールの切ない過去
『NieR:Automata Ver1.1a』第4話「a mountain too [H]igh」のみどころは、狂気の歌姫・ボーヴォワールです。
BGMともなったバトルシーンはテンションMAX!ボーヴォワールの過去が切なくて哀愁を感じずにはいられない一話でした。
控えめにに言っても神回だったよ。
- 「幸セナ死」
- 「偽リノ城塞」
- 「遊園施設」
- 「美シキ歌」
「美シキ歌」が素晴らしすぎたのは言わずもがな。狂気の歌姫・ボーヴォワール含めて、ゲーム勢はみんな好きな曲&シーンですよね。
遊園地廃墟で流れる「遊園施設」も好きです。ちなみに、入り口に佇むうさぎの銅像は攻撃しまくると動き出して戦うこともできるんですよ。
アニメ→ゲームもありだから、みんなゲームやろう!