『かげきしょうじょ!!』ネタバレ感想&アニメの魅力を解説|目指すはオスカル!ハマる青春アニメ
さらさは紅華でオスカル様になるのです!
アニメ『かげきしょうじょ!!』(漢字をあてると歌劇少女)を第4話まで見て感動しました。1話目から面白かったけど、第4話は特に良かったです。
キモオタさん、ナイス!
『かげきしょうじょ!!』は、歌劇音楽学校に入学した女の子たちの青春ストーリーです。宝塚のようなトップスターを目指す少女たちが描かれていて面白いんですよね。
『かげきしょうじょ!!』評価・あらすじ
大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に入学してきた第100期生たち。“オスカル様”に憧れる178cmの長身を持った天真爛漫な少女・渡辺さらさ。すべてに無関心な元国民的アイドル・奈良田愛。何もかもがバラバラな彼女たちの希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける!!
『かげきしょうじょ!!』ここが面白い!アニメの魅力
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
- 紅華歌劇音楽学校での青春ストーリー
- さらさと愛、正反対な2人
- さらさはオスカルになれるのか?
笑いあり、友情あり、ドロドロあり(!?)の青春・群青劇が楽しめます。宝塚のようなトップスターを目指す少女たちの物語。
宝塚と言えば、池田理代子さんの漫画「ベルサイユのばら」を演じているよね。
フランス革命のパリを舞台に、男装の麗人オスカルやアンドレ、マリー・アントワネットなどを描いた物語。アニメにハマりました。
『かげきしょうじょ!!』を見ていると、自然と「ベルばら」も連想するんですよね。
さらさはオスカルになれるのか、気になる。
目指すはトップスター!紅華歌劇音楽学校での青春ストーリー
『かげきしょうじょ!!』の主人公・渡辺さらさは、オスカルを演じることを夢見て「紅華歌劇音楽学校」に入学します。320名中、トップに君臨するのはたったの4名。でも・・・、
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
さらさは紅華でオスカル様になるのです!
さらさの瞳、キラキラなんですよね。
入学した少女たちはみんなトップスターになることに憧れていました。一人を除いては・・・。
こういう所って、上下関係が厳しそうなイメージ。
指導係の本科生たちがちょっとクセモノ。腹黒な人もいて、今後の展開が楽しみです。トップを目指す少女たちの集まりだからか、みんな個性派ぞろいでした。
天真爛漫なさらさと、笑わない愛
前半は渡辺さらさと、奈良田愛(ならたあい)に重きをおいたストーリーです。
- 渡辺さらさ・・・身長178cmの長身の少女。天真爛漫、天然で周囲を振り回す事もしばしば。「ベルサイユのばらのオスカル様」を演じる事を夢見て紅華に入学
- 奈良田愛・・・国民的アイドルグループ・JPX48の元メンバー。愛称は「奈良っち」。過去のトラウマにより男性恐怖症、紅華を目指したのは男性がいない世界であるため
「紅華歌劇音楽学校」で相部屋になった2人。・・・天真爛漫なさらさに対し、表情が乏しい愛がうち解けるにはまだまだ時間がかかるかな?
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
全てを諦めているかのような愛がさらさと出会い、今後どう変わっていくのかもみどころですね。
2人に友情が芽生えそうな予感。奈良っち、そのうち笑顔を見せてくれるといいな。
さらさはオスカルになれるのか?
1番気になるのは、さらさはオスカルになれるのか。
本科生(紅華歌劇音楽学校99期生)、さらさの指導担当・中山リサの言葉がグサっときました。
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あんたはオスカルに、絶対なれない
さらさ、泣き出しちゃった。ラテン系美人のリサは決して意地悪な先輩ではないんです。むしろ彼女の味方になってくれそうな人。
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リサは、さらさにとって致命的になるかもしれないことを知っていました。
- さらさがオスカルをやるには背が高すぎる
- さらさ以上に身長があるアンドレ役が現れない限り不可能
身長・・・。自分じゃどうしようもないことだね。
さらさはすぐ泣くけど、不可能を可能に変えそうな雰囲気があります。前向きでプラス思考。
彼女を見ていると「有言実行」(言ったことは必ず実行する)という言葉が浮かびました。
ことあるごとに「オスカルになる!」と言いまくっているさらさ。周りの人はみんな彼女の夢を知っています。
言葉にするって大事だよね。
宣言していると、そうなるように自分も行動するからです。・・・オスカル、演じられると良いね。
『かげきしょうじょ!!』ネタバレ感想|好きなシーン
『かげきしょうじょ!!』を4話まで見て、好きなシーンが2つありました。
- 第1話、さらさと愛が出会う桜の下
- 第4話、愛とキモオタさん
どちらのシーンも良かったよ。
出会いと紅華桜のジンクス|第1幕「桜舞い散る木の下で」
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
紅華桜の木の下で、さらさと愛は初めて言葉を交わします。そのシーンが綺麗で新生活に向けてのワクワクが感じられました。
紅華歌劇音楽学校入学式。周りから奇異な目を向けられていたJPX48の元メンバー、愛は第1話から気になるキャラでした。
何を言われたって私は平気。ずっと前から何も感じない訓練をしてきたんだもの。平気
ちっとも平気そうじゃないよ。
紅華にある桜の木があまりにも綺麗で、愛は引き寄せられます。そして、さらさも・・・。
桜の木の下で記念撮影するさらさの姿は微笑ましい。身長178cmのさらさに愛はみとれているようでした。
しなやかな獣のように細長い手足。星を散りばめた輝く瞳。そして驚くほど・・・背が高い
さらさは目立つ存在ですね。スター性があるというか・・・。キレイな髪色のツインテール、らんらんと輝く瞳。私も2人のシーンに見惚れました。
実は「紅華桜のジンクス」というのがあって、2人以外は決して桜に近寄らなかったのだけど・・・。
入学前に紅華桜の下に立つべからず。
桜の下に立ったものは絶対にトップになれない。100年近くトップになった人はいないというジンクスです。
まっ、さらさにはそんなジンクスなんて関係ないか。
「桜の木の下」と聞くと、思わず『東バビ』を連想してしまう私・・・。えぇ、そうです。CLAMPの『東京BABYLON』です。
星ちゃんが言う、あのジンクスは怖かった・・・。
愛を思うキモオタさん|第4幕「涙の上書き」
第4幕「涙の上書き」は泣けました。愛の過去を絡めたストーリーです。
アイドルグループ・JPX48に所属していた愛は、握手会である男性に「気持ち悪い」と言ってしまい強制的に脱退させられました。
その「気持ち悪い」と言われた男性(キモオタさん)が現れます。愛はさらさを置いて逃げ出してしまいました。その場にうずくまり泣き出したキモオタさん。
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
ただひとこと謝りたかっただけだった。
ニートの引きこもりだったけど、愛のおかげで仲間も出来てバイトも始めて人生が良い方向に変わったんです。騒ぎの責任をとった彼女に謝りたかっただけでした。
ストーカーかと思いきや、実はすごく良い奴だったんだ。
何もかも嫌になり学校をサボってひとり海へ行った愛。男たちに絡まれているところを助けたのはキモオタさんでした。
その手を離せー!!
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
助けに来たはずがやられてひっくり返るんだけど、カッコよかった。キモオタさんの勇気と愛を思う気持ちが温かい。
鼻血を出したキモオタさんにハンカチを差し出す愛。
© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会
違うの、ごめんなさい。ありがとう。これが今の、私の精一杯なの
このシーンに泣きました。愛の精一杯の勇気と感謝の気持ちです。今までは叔父以外に感情を見せなかった彼女が感情に突き動かされた瞬間。
キモオタさんの本名は、北大路幹也(きたおおじみきや)というそうだよ。かっこいい名前。
第4幕「涙の上書き」というタイトルに込められた意味も素敵でした。
忘れたいのに忘れられない嫌な思い出はどうしたらよいのか。
愛の問いかけに答えたさらさの言葉が「涙の上書き」の意味です。
忘れることはできなくても、毎日楽しいことや夢中になれることを新しく思い出にして、何度も何度も上書きしていって、包み込んでいけば、少しずつ薄くなっていくのではないかと思ったりします
さらさらしいですね。忘れられないものはしょうがないから、楽しいことで上書きして包み込んでいく。 ポジティブなさらさが好きです。
『かげきしょうじょ!!』みどころ・おすすめポイント
- 紅華歌劇音楽学校での青春ストーリー
- さらさと愛
- オスカルを夢見るさらさ
『かげきしょうじょ!!』みどころは、紅華歌劇音楽学校で繰り広げられる青春ストーリーです。個性的なキャラがたくさんでした。
さらさはオスカルになれるのか。今後の成長が楽しみです。
さらさと奈良っちの掛け合いも面白いよ。