『キノの旅』#1「人を殺すことができる国」ネタバレ感想・あらすじ|最も安全で平和な国
『キノの旅 -the Beautiful World-』第1話「人を殺すことができる国」のレビューです。何だか物騒な国だなと思っていたら、治安が良くてびっくり。
「人を殺すことができる国」は最も安全で平和な国でした。
面白いストーリーだった。
『キノの旅』#1「人を殺すことができる国」あらすじ&作品情報
旅の途中で、キノとエルメスは男と出会う。男の話によると、すぐ先にある国は 法律で殺人が禁止されておらず、凶悪な犯罪者も逃げ込んでいるというのだ。その国に立ち寄ったキノとエルメスが目にしたのは、穏やかに暮らす人々と平和な街並みだった。
『キノの旅』#1「人を殺すことができる国」ネタバレ感想
©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA
アスキー・メディアワークス/キノの旅の会
『キノの旅』第1話。タイトルからは想像できないけど、訪れた国はとても平和なところでした。
キノとエルメスが話しながら旅するのは、ほのぼのとしてて良いな。
一見、ほのぼのアニメのように見えますが、『キノの旅』は割とシュールだったりします。そのギャップが良いんですけどね。
第1話はタイトルに似合わず平和な国。法律で禁止されていないからと言って許されている訳ではない・・・というのにハッとしました。
法律で殺人が禁止されていない国!?
©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA
アスキー・メディアワークス/キノの旅の会
キノが旅の途中で出会った男。すぐそこの国は法律で殺人が禁止されていないという。男はそこに移住したいようでした。
あの国はな、人を殺しても良い国なんだ
怖そうな国だね。
男の話によると、そこには テロリスト兼強盗団、連続殺人犯のレイゲルもいるようです。・・・できれば近寄りたくないけど、キノとモトラドのエルメスはその国に入国します。
平和な街と甘いクレープ
3日間滞在することにしたキノ。街の人も優しくて治安が悪いどころか、めちゃめちゃ良い。
あれれ、思ってた国と違う。
街の人は常に銃などを携帯しているのが少しブキミでしたが・・・。
キノが食べた何枚も積み上がったクレープ(?)が美味しそうだった。
この国独特の甘い食べ物だそうで。キノはカフェの隣の席に座った老人にお茶に誘われます。
©2017 時雨沢恵一/KADOKAWA
アスキー・メディアワークス/キノの旅の会
紅茶と甘いクレープ。良いですね。平和な街の平和な風景でほのぼのしました。
老人は、キノはこの国に移住するのに向いている人と言います。キノのどんなところが向いているのかというと・・・
人を殺すことができる人さ
物騒な言葉に、一瞬、止まりました。・・・んんんん、何を言い出すんだ、この老人は!?
老人の正体
旅立つとき、この国に来る前に出会った男に再び会ったキノ。男は凶暴でキノを銃で撃とうとします。すると、男の手に矢が・・・。
この国ではね、人を殺すという行為は許されていないんだよ
老人はこの国に逃げてきた凶悪犯のレイゲルだったのです。人に危害を加えようとする人をこの国の住人は許さない。
禁止されていないということは、許されているということではないこと。殺人は禁止されていないけど、許されているわけではない。
そういうことだったんだね。
ある意味、最も治安が良い国と言えるかもしれません。法律で禁止していなくても、一人一人が善悪の分別がついていれば平和を維持出来る。
・・・でも怖いから、やっぱり殺人も法律で禁止してほしいな。
『キノの旅』みどころ・おすすめポイント
- キノが訪れる国
- キノとエルメスの会話
- 禁止されていないことと、許されてないこと
『キノの旅』みどころはキノが訪れるおかしな国。第1話では、禁止されていないけど(殺人)、それは 許されてないということ。
なかなかシュールだった。
キノとエルメスの会話には癒されました。良き相棒ですね。