世界を騙せ!
SFアニメ『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)。通称「シュタゲ」。タイムマシンや世界線移動、タイムリープを扱った作品です。
原作はゲームなんですよね。ゲームは未プレイですが、面白いと評判です。アニメにハマり、小説も読みました。
最初は 厨二病すぎる主人公・岡部倫太郎に呆気にとられたけど、見ていくうちに愛着がわいてきました。
『STEINS;GATE』アニメの魅力と見る順番を解説!評価とあらすじ、ネタバレ感想、みどころも書いています。
もくじ
『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)評価・あらすじ
アニメ『STEINS;GATE』

©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
ストーリー | |
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作画 | |
キャラ | |
かんどう | |
おすすめ |
あらすじ
秋葉原を拠点に活動している「未来ガジェット研究所」(通称:ラボ) の設立者、岡部倫太郎は幼なじみの椎名まゆりとともに、ラジ館で行われる中鉢博士の講演へと足を運んだ。講演の最中、中鉢博士が提唱するタイムマシン理論に異議を唱えた岡部は、ひとりの少女に連れ出される。
作品情報
- 原作 : 5pb./Nitroplus
- ジャンル : SF
- 放送期間 : 2011年
- 話数 : 全24話
登場人物・ラボメン
- No.001、岡部倫太郎 (オカリン)・・・厨二病の主人公。ドクペが好き
- No.002、椎名まゆり (まゆしぃ☆)・・・岡部倫太郎の幼なじみで人質
- No.003、橋田至 (ダル)・・・岡部倫太郎の友だち。スーパーハカー
- No.004、牧瀬紅莉栖 (クリスティーナ)・・・科学者で天才少女
- No.005、桐生萌郁 (閃光の指圧師)・・・会話はいつもメール。IBN5100を探している
- No.006、漆原るか (ルカ子)・・・神社の巫女。実は男の子
- No.007、フェイリス・ニャンニャン (フェイリス)・・・まゆりのバイト仲間
- No.008、阿万音鈴羽 (バイト戦士)・・・ブラウン管テレビ屋のバイト
『STEINS;GATE』見る順番|第23話の分岐、無印と改変版について

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『STEINS;GATE』は、主に3つ作品が出ています。
『STEINS;GATE』、劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』、『STEINS;GATE 0』
劇場版は見ても見なくても大丈夫ですが、面白かったのでおすすめ。3作品の見る順番をまとめました。
- 第1期『STEINS;GATE』(第1話〜23話 無印「境界面上のシュタインズゲート」と第24話)
- 劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』
- 第1期『STEINS;GATE』第23話 改変版「境界面上のミッシングリンク」
- 第2期『STEINS;GATE 0』
改変版の第23話は、β世界線への伏線となる1話。第2期『シュタインズゲート ゼロ』へ続くために追加されました。
『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)アニメの魅力を解説

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笑えてシリアスな展開を迎える科学SFアニメ『シュタインズゲート』。タイムマシン、タイムリープ、世界線移動・・・といったSF要素が満載です。
- 個性的なキャラ
- SF要素が満載
- 過去改変と世界線移動
個性的なキャラ|狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真とラボメン

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「シュタゲ」主人公は、岡部倫太郎。愛称オカリンです。彼のキャラがまた濃ゆい。
俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ!!
・・・何言ってるんだ、この人。
岡部倫太郎は、機関から狙われている狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真らしい。
彼は 大切な人を救うために、めちゃめちゃ頑張る人。前半はギャグ感ありまくりだけど、後半はシリアス展開です。
苦しむ彼の姿を見てるのは辛かった・・・。
後半の展開を知ると、岡部が立ち上げた『未来ガジェット研究所』で、ラボメン(ラボのメンバー)とともに、日々を楽しく過ごす前半の光景が眩しく見えます。
君たちのラボってさ、なんか良いね。みんなが仲良くていつも楽しそうで・・・
ほんとに、鈴羽の言葉どおり『未来ガジェット研究所』はサークルみたいで楽しそうでした。
岡部の幼なじみ・まゆりは天然で可愛い。スーパーハッカーのダルも独特。そして、後にラボメンになる科学者で天才少女・牧瀬紅莉栖(まきせくりす)。
彼女がラボメンになったことで、タイムリープマシーンまで完成しちゃう。・・・この辺りから、シリアス展開へと突入します。
世界線移動とタイムリープ|SF要素が満載

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『シュタゲ』は 第1話からSF要素があって、続きが気になり止まらなくなるんです。
- ラジ館で開かれたはずの中鉢博士のタイムマシン会見
- 死んだはずの牧瀬紅莉栖
岡部がダルに送ったメールにより、中鉢博士の会見が開かれず、クリスが死なない世界(α世界線)へと移動しました。
『未来ガジェット研究所』で発明した「電話レンジ(仮)」
逆回転するレンジです。カッコ仮・・・ってゆうネーミングはどうかと思うけど、実はこのレンジがタイムマシンなんですよね。
放電現象とともに、レンジを介して携帯から送信したメールは過去に送られていました。
この電話レンジ(仮)は、タイムマシンだ!
過去に届くメール(Dメール)で過去を変えられる。後に、クリスによってタイムリープマシーンも開発されます。
タイムリープ(Time Leap)は「時間跳躍」のこと。
筒井康隆さんの小説『時をかける少女』で登場したのが最初らしいですね。高畑京一郎さんの『タイム・リープ あしたはきのう』も面白かったです。
リーデイング・シュタイナー(世界線を移動しても記憶を持ち続ける)能力を持つ岡部だけは、世界線が変わっても過去の記憶をもったままでした。
ストーリーが進むと、この能力が岡部を苦しめることになるのです。
Dメールで過去を変える!?

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岡部が初めて過去を変えたのは、クリスがラジ館で刺された後でした。ダルに送ったメールで、クリスが刺されないα世界線へと移動します。
その後もDメールを送信しますが、メールにはラボメンの思いが詰まっていました。
Dメールで変わる過去と現在。ほんの些細なことなのに、めぐりめぐって、元の世界線とはかけ離れたものになります。
萌郁、るかこ、フェイリス・・・。ラボメンの思いは遂げられ、それによって変わる状況に あ然としたけど面白かったです。
ただ、後半はみんなの思いをひとつずつ消していくことになるから、切なくなりました。

【ネタバレ解説】βとα世界線|目指すはシュタインズゲート

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『STEINS;GATE』では、主に3つの世界線が描かれています。
- β世界線・・・クリスが犠牲になる世界線
- α世界線・・・まゆりが犠牲になる世界線
- STEINS;GATE世界線・・・クリスもまゆりも犠牲にならない、第3次世界大戦が起こらない、みんなが幸せに過ごせる世界線
第1話は、クリスが刺されて死んでしまうβ世界線から始まります。でもDメールを送ったことで、α世界線へと変わりました。
まゆりを救う世界線を選べば、クリスを失う。クリスを救う世界線を選べば、まゆりを失う。
彼は何度もタイムリープを繰り返して、まゆりを救おうとします。でもそれは、彼女の死を何度も見てしまうということで・・・。

苦しみぬいた岡部が目指すのは、クリスもまゆりも犠牲にならない、第3次世界大戦も回避できる「STEINS;GATE世界線」。
第23話(無印)→第24話がSTEINS;GATE世界線へ行くトゥルーエンドです。
『STEINS;GATE』みどころ・おすすめポイント

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- 笑い&シリアスな展開
- 世界線移動やタイムリープなどのSF要素
『STEINS;GATE』みどころは、笑い&シリアス展開。主人公の岡部倫太郎の苦悩に胸が痛む・・・。中盤からはめちゃめちゃシリアスです。
特に第13話辺りから。そして鈴羽の手紙は絶望感が半端ない・・・。

- SF好き
- シリアス展開でも大丈夫
SF好きな人は見ないと損レベルの面白さ。シリアスな展開で絶望感も半端ないけど、苦しみの中に心温まるシーンもあるからジーンとします。
