『STEINS;GATE』見る順番・シュタゲの魅力を解説&ネタバレ感想|SFアニメ

世界を騙せ!
SFアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』感想です。通称「シュタゲ」。
タイムマシンや世界線移動、タイムリープを扱った作品。
原作はゲーム(面白いと評判)なんですよね。アニメにハマり、小説も読みました。
最初は厨二病すぎる主人公・岡部倫太郎に呆気にとられたけど、見ていくうちに愛着がわいてきました。

今までみたSFアニメの中ではダントツの面白さ。
『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』あらすじ&作品情報

秋葉原を拠点に活動している「未来ガジェット研究所」(通称:ラボ) の設立者、岡部倫太郎は幼なじみの椎名まゆりとともに、ラジ館で行われる中鉢博士の講演へと足を運んだ。講演の最中、中鉢博士が提唱するタイムマシン理論に異議を唱えた岡部は、ひとりの少女に連れ出される。
『STEINS;GATE』見る順番|第23話の分岐、無印と改変版について

©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
『STEINS;GATE』は、主に3つ作品が出ています。
- 『STEINS;GATE』
- 劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』
- 『STEINS;GATE 0』
劇場版は見ても見なくても大丈夫だけど、面白かったのでおすすめ。3作品の見る順番をまとめました。
- 第1期『STEINS;GATE』(第1話〜23話 無印「境界面上のシュタインズゲート」と第24話)
- 劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』
- 第1期『STEINS;GATE』第23話 改変版「境界面上のミッシングリンク」
- 第2期『STEINS;GATE 0』

『シュタインズゲート』第23話は、2つあって分岐してるんだ。
改変版の第23話はβ世界線への伏線となる1話。第2期『シュタインズゲート ゼロ』へ続くために追加されました。

『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』アニメの魅力を解説

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笑えてシリアスな展開を迎える科学SFアニメ『シュタインズゲート』。タイムマシン、タイムリープ、世界線移動・・・といったSF要素が満載です。
- 個性的なキャラ
- SF要素が満載
- 過去改変と世界線移動

岡部のような濃ゆいキャラも良いんだよね。
個性的なキャラ|狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真とラボメン

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「シュタゲ」主人公は岡部倫太郎。愛称オカリンです。彼のキャラがまた濃ゆい。
俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ!!
・・・何言ってるんだ、この人。
岡部倫太郎は、機関から狙われている狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真らしい。

初めは面食らったけど、最後はオカリンが好きになったよ。
彼は大切な人を救うために、めちゃめちゃ頑張る人。前半はギャグ感ありまくりで、後半はシリアス展開です。
苦しむ彼の姿を見てるのは辛かった・・・。
後半の展開を知ると、岡部が立ち上げた『未来ガジェット研究所』でラボメン(ラボのメンバー)とともに日々を楽しく過ごす前半の光景が眩しく見えます。
君たちのラボってさ、なんか良いね。みんなが仲良くていつも楽しそうで・・・
ほんとに鈴羽の言葉どおり『未来ガジェット研究所』はサークルみたいで楽しそうでした。

ラボのメンバーもみんな個性的なんだよね。
岡部の幼なじみ・まゆりは天然で可愛い。スーパーハッカーのダルも独特。そして、後にラボメンになる科学者で天才少女・牧瀬紅莉栖(まきせくりす)。
彼女がラボメンになったことで、タイムリープマシーンまで完成しちゃう。・・・この辺りからシリアス展開へと突入します。
世界線移動とタイムリープ|SF要素が満載

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『シュタゲ』は第1話からSF要素があって、続きが気になり止まらなくなるんです。
- ラジ館で開かれたはずの中鉢博士のタイムマシン会見
- 死んだはずの牧瀬紅莉栖
岡部がダルに送ったメールにより、中鉢博士の会見が開かれず、クリスが死なない世界(α世界線)へと移動しました。

世界線については後ほど解説するね。
『未来ガジェット研究所』で発明した「電話レンジ(仮)」
逆回転するレンジです。カッコ仮・・・ってゆうネーミングはどうかと思うけど、実はこのレンジがタイムマシンなんですよね。
放電現象とともに、レンジを介して携帯から送信したメールは過去に送られていました。
この電話レンジ(仮)は、タイムマシンだ!
過去に届くメール(Dメール)で過去を変えられる。後に、クリスによってタイムリープマシーンも開発されます。

筒井康隆さんの小説『時をかける少女』で登場したのが最初らしい。
リーデイング・シュタイナー(世界線を移動しても記憶を持ち続ける)能力を持つ岡部だけは、世界線が変わっても過去の記憶をもったままでした。
ストーリーが進むと、この能力が岡部を苦しめることになるのです。
Dメールで過去を変える!?

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岡部が初めて過去を変えたのは、クリスがラジ館で刺された後でした。ダルに送ったメールでクリスが刺されないα世界線へと移動します。
その後もDメールを送信するけど、メールにはラボメンの思いがつまっていました。

みんな変えたい過去があったんだね。
Dメールで変わる過去と現在。ほんの些細なことなのに、めぐりめぐって元の世界線とはかけ離れたものになります。

バタフライエフェクトだ。
萌郁、るかこ、フェイリス・・・。ラボメンの思いは遂げられ、それによって変わる状況にあ然としたけど面白かったです。
ただ、後半はみんなの思いをひとつずつ消していくことになるから、切なくなりました。

【ネタバレ解説】βとα世界線|目指すはシュタインズゲート

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『STEINS;GATE』では、主に3つの世界線が描かれています。
- β世界線・・・クリスが犠牲になる世界線
- α世界線・・・まゆりが犠牲になる世界線
- STEINS;GATE世界線・・・クリスもまゆりも犠牲にならない、第3次世界大戦が起こらない、みんなが幸せに過ごせる世界線
第1話はクリスが刺されて死んでしまうβ世界線から始まります。でもDメールを送ったことでα世界線へと変わりました。
まゆりを救う世界線を選べば、クリスを失う。クリスを救う世界線を選べば、まゆりを失う。

岡部の苦しむ姿がシリアス過ぎて切なかった。
彼は何度もタイムリープを繰り返して、まゆりを救おうとします。でもそれは彼女の死を何度も見てしまうということで・・・。

苦しみぬいた岡部が目指すのは、クリスもまゆりも犠牲にならない第3次世界大戦も回避できる「STEINS;GATE世界線」。
第23話(無印)→第24話がSTEINS;GATE世界線へ行くトゥルーエンドです。

まゆりがオカリンにビンタするかしないかで明暗が別れるんだ。
『STEINS;GATE』みどころ・おすすめポイント

- 笑い&シリアスな展開
- 世界線移動やタイムリープなどのSF要素
『STEINS;GATE』みどころは、笑い&シリアス展開。主人公の岡部倫太郎の苦悩に胸が痛みました。
中盤(第13話辺り)からは、めちゃめちゃシリアスです。そして鈴羽の手紙は絶望感が半端ない。


でも世界線移動やタイムリープなどのSF要素満載なんだ。ほっこりするシーンもあって楽しめたよ。
『STEINS;GATE』はSF好きな人は見ないと損レベルの面白さです。シリアスな展開で絶望感も半端ないけどジーンとするんですよね。



