『シュタインズ・ゲート ゼロ』ネタバレ感想&アニメの魅力【β世界線】まゆりの彦星様
もしもあの時、この手を伸ばしていたら、この未来は変わったのかな。
SFアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)0』(シュタゲ第2期)魅力と感想です。
『シュタゲ 0』はまゆりが熱い、可愛い、主役だ!・・・ってくらい彼女に重点を置いていました。
何回見ても泣く。まゆりの彦星様のところと、鳳凰院凶真が復活する回でいつも泣いてしまうんです。
まゆりの気持ちに胸が熱くなったよ。
シュタゲは第1期も面白くて、第2期も負ける劣らず面白い。特に後半は胸熱シーンが満載です。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』あらすじ&作品情報
いくつもの世界線を巡る無限の彷徨。その過酷な旅の中で、岡部は紅莉栖を死の運命から救い出すことを、ついに諦めた。そして、再び大学に通い始めた彼は、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷を癒しきれず、メンタルクリニックへの通院を続ける岡部の中で、いつしか白衣をまとった「鳳凰院凶真」の顔は封印されていた。
『シュタゲ ゼロ』はβ世界線、改変版「境界面上のミッシングリンク」の続き
『シュタインズ・ゲート ゼロ』は、第1期『シュタインズ・ゲート』(全24話)の続編に当たります。・・・正確には第1期23話 改変版「境界面上のミッシングリンク」の続きなのだけど。
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第1期23話は分岐していて2つのストーリーがあるんですよね。
- 無印版「境界面上のシュタインズゲート」→24話(SG世界線)へ
- 改変版「境界面上のミッシングリンク」→シュタゲ第2期(β世界線)へ
分岐した改変版の続きだよ。岡部がクリスを救うのを諦めた世界線。
第2期はβ世界線でのストーリーです。牧瀬紅莉栖がいなく、第三次世界大戦へと続く未来。・・・世界線については第1期のレビューで詳しく書いています。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』ここが面白い!アニメの魅力を解説
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時間SFアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、魅力をまとめました。
- まゆりの気持ち
- 時間SF感が満載なところ
- 人工知能アマデウス・クリスの存在
- 第三次世界大戦へと続くβ世界線の残酷さ
全体的にはクリスを失った岡部の苦悩が描かれています。このβ世界線は彼女の犠牲の上に成り立っている世界だから・・・。
そして後半はまゆり。岡部を思うまゆりの気持ちに号泣しました。これは神回ですね。16話以降はヤバイ(←面白すぎ)です。
前半が苦しい分、後半は胸熱感が半端ない。号泣したよ。
まゆりの気持ちがあふれるシーンは後ほどレビューとともに語ります。
リーデイング・シュタイナー能力を持つ岡部が未来を変える!?
『シュタゲ』は時間SF感が満載なところが良いんです。
タイムリープにタイムマシン、それによって起こる世界線移動、リーデイング・シュタイナー能力・・・。
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リーデイング・シュタイナーは、主人公の岡部倫太郎が持つ能力です。彼は世界線を移動しても記憶を持ち続けることができる。・・・羨ましい能力だけど、それはときに残酷なんですよね。
今回もラボメンを救うためにタイムリープを繰り返すんだ。
残酷だけど面白い。面白すぎて見るのを止められません。
β世界線で岡部は大学生になっていました。少し大人びたまゆりや、るか子は相変わらず可愛い。真帆や、かがりなどのNewキャラも登場します。
目を引いたのは人工知能アマデウス・クリスだよ。
人工知能アマデウス・クリス
クリスの研究を元に、人間の記憶をデータ化して保存するシステムを作り上げたレスキネン教授と真帆。
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人間同様の感情と記憶、心を持つ人工知能アマデウス・クリスです。
クリス出てこないよね・・・と思ってたらちゃんと登場した。人工知能としてだけど。
8ヶ月前の、まだ日本に来る前のクリスの記憶を持つ人工知能。岡部と出会う前のクリスになります。
彼女が、そこにいた。すぐそばに。あの声とあの姿で
スマホの画面に映るアマデウス・クリスと、なんどもやり取りすることになる岡部。本当にクリスが存在しているような気がして嬉しくなりました。
でも人工知能は人工知能。本物の牧瀬紅莉栖ではないのです。その現実も直視しなければいけないことの残酷さ・・・。
勘違いしないで。ここにいるのはアマデウス。牧瀬紅莉栖じゃない。牧瀬紅莉栖は死んだの
真帆の言葉が心に刺さった。
岡部や真帆にとっては慣れないクリスの不在。アマデウス・クリスの存在は、2人の心に大きな影響を及ぼします。彼女が存在することでタイムマシン争奪戦はより深刻な事態に・・・。
第三次世界大戦へと続く残酷なβ世界線
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『シュタゲ ゼロ』で描かれているのはβ世界線。クリスの犠牲の上に成り立ち、第三次世界大戦勃発という未来が待っています。
オカリン叔父さん、この世界線で行き着く先は地獄しかないんだ
タイムマシン争奪戦によって、国と国が争い人がたくさん死ぬ。恐怖と絶望しかない世界です。未来を変えてほしいと願う鈴羽に対して岡部は無理だ・・・と。
第1期で岡部はめちゃめちゃ苦しい思いをたくさんしたからね。
α世界線で何度もまゆりの死を見てきて、ラボメンたちの願いをなかったことにし、鈴羽の残酷な最期も見たのは岡部です。気持ちはわからないでもない。
ここ(β世界線)ではまゆりは生きているから。岡部にとってはそれだけが救いなんですよね。たとえ第三次世界大戦という未来に続いていたとしても・・・。
苦しむ岡部にさらに追い打ちをかける未来。第三次世界大戦へと続くβ世界線は、彼が考えてるよりもっと残酷なものだったのです。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』ネタバレ感想&好きなシーン|主役はまゆり
第1話から切なさがこみ上げました。空に手を伸ばすまゆりの後悔が伝わってきたからです。
もしもあの時、この手を伸ばしていたら、この未来は変わったのかな
あの時とは、たぶん第1期改変版23話でクリスを救おうと奮闘したときのこと。
あの日、私の彦星様が復活していれば全ては変わっていたかもしれない。
まゆりの気持ちに胸が痛みました。過去を引きずっていたのは岡部だけじゃないんですよね。
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『シュタインズ・ゲート ゼロ』はまゆりの気持ちに寄り添った物語です。主役はまゆり。それを踏まえての好きなシーンは3つありました。
- まゆりの彦星様
- 第三次世界大戦後の世界
- 復活した鳳凰院凶真
『ゼロ』は後半がめちゃめちゃ良いんだ。
まゆりの彦星様|無限遠点・双曲平面のアルタイル
第16〜17話が神回でした。まゆりが岡部への思いを言葉にしたシーンです。
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第1期改変版23話でクリスを救おうとしていた岡部を止めたことを、まゆりはずっと後悔していたのですよね。
あの日、私の彦星様が復活していたら、全ては変わっていたかもしれない。
鳳凰院凶真に会いたい。あの偉そうな高笑いが聞きたい
あのときから悲しそうな岡部。彼の中から鳳凰院凶真は消えていました。岡部のことを隣りでずっと見てきたのはまゆりです。
私、オカリンのことが好き。たぶんクリスさんと同じくらい。ううん、違う。絶対にクリスさんに負けないくらいずっと、ずっと好き。けど、だけど鳳凰院凶真はもっと大好きなの
まゆりが岡部を好きなのはわかっていたけど、言葉にしたのはこれが初めてです。・・・たとえ岡部の織姫様になれなくても、まゆりにとっての彦星様は岡部ただひとり。
このシーン、神(泣)。まゆりの気持ちに号泣した。
『シュタゲ ゼロ』で一番好きなシーンです。まゆりが愛おしくなりました。
第三次世界大戦後、るか子がカッコイイ|盟誓のリナシメント
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第20話「盟誓のリナシメント」では第三次世界大戦後の世界が描かれています。2036年、崩壊した世界で唯一テンションがあがったのは・・・、
るか子がかっこいい。
成長した男の子・るか子が登場しました!相変わらず可愛かったけど、かっこいい。声が少しだけハスキーになっていたるか子。
かっこよすぎて、悲しい最期が描かれているのにテンション上がっちゃいました。
あまりにもかっこよすぎて、めまいが・・・。
復活した鳳凰院凶真|結像のリナシメント
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テンションMAXで感動したのは、鳳凰院凶真復活シーンです。
第三次世界大戦後の2036年からタイムリープを繰り返し帰ってきた岡部。ダルに殴られて転倒した彼から聞こえたのは、あの高笑いでした。
フーハハハハハ。我が名は凶真。そう、ラボメンナンバー001、このラボの創設者にして混沌を望み、世界の支配構造を覆す狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 鳳凰院凶真、復活!!
オカリン!・・・と叫ぶダルの目が潤んでいて、それを見ていたら私の目も潤んじゃいました。
戻ったんだよ、前のオカリンに。むちゃくちゃで支離滅裂で手がつけられない厨二病な、僕らのリーダーのオカリンに!
このシーン、最高だった!
今まで苦しそうな岡部を見てきたから、支離滅裂な鳳凰院凶真の復活が嬉しくて号泣しました。
やっぱり岡部はこうでなくっちゃ。
まゆりと鈴羽を無事に過去へと旅立たせるミッション「オペレーション・ベガ」を発動。・・・ロリっ子(真帆)も加わり、ラボメン勢ぞろいですね。
岡部がカッコよかったラスト|「無限遠点のアークライト」まゆりと鈴羽の救出
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まゆりと鈴羽をのせたタイムマシンは過去へ飛び立ちます。オペレーション・アークライト。クリスを救うのを諦めたあのときへ・・・。
ラボメンナンバー002、椎名まゆり。オペレーション・アークライトを完成しろ。情けない俺を、ひっぱたいてきてくれ
まゆりを信用して任務を任せた岡部がかっこいい。でもタイムマシンは過去へ飛べるだけの燃料しか残っていません。まゆりと鈴羽はそのまま・・・。
その後、ダルがタイムマシン試作機を完成させて岡部がまゆりたちを助けにいくシーンに号泣しました。オペレーション・アルタイルです。
世界は騙せる―。
エンディング曲とともに、まゆりと鈴羽の元に現れた岡部がちょーかっこいい。ラストのラストです。風になびく白衣、ニッと不敵な笑みを浮かべた岡部。
待たせたな、ふたりとも
オカリーン!!
あまりに素敵すぎて、そのままエンディング曲をポチッとダウンロードしちゃいました。・・・佐々木恵梨さんの「GATE OF STEINER」、良い曲です。
『シュタインズ・ゲート ゼロ』みどころ
- まゆりの気持ち
- 人工知能アマデウス・クリス
- 第三次世界大戦へと続くβ世界線
『シュタインズ・ゲート ゼロ』アニメのみどころは、岡部を思うまゆりの気持ちが描かれているシーンです。彼女の気持ちに寄り添いたくなりました。
後半がめちゃめちゃ良かったよ。
クリスがいないβ世界線に人工知能アマデウスが登場。ほんの少しだけα世界線に移動したりもしました。・・・みどころ満載です。