『STEINS;GATE』アニメ#12、13ネタバレ感想|タイムリープマシーンと絶望のループ
殺させない。まゆりは、俺が助ける
アニメ『STEINS;GATE』#12「静止限界のドグマ」#13「形而上のネクローシス」感想です。
シュタゲではターニングポイントとなる2話。
タイムリープマシーンが完成。でもそれがとんでもないことに・・・。
初めてみたときは、衝撃で目が離せなかった。
『STEINS;GATE』#12、13あらすじ&作品情報
『未来ガジェット研究所』では、紅莉栖のタイムリープマシンが完成を迎えていた。ついに “時空を超える装置” を手に入れた岡部たち。しかし、岡部はタイムリープマシンの実験を中止する。事実を世間に公表し、研究機関に装置を託すことを決めた。ラボメンたちも賛同し、それぞれの労をねぎらうためにパーティーが開かれる。
『STEINS;GATE』#12、13ネタバレ感想|絶望ループの始まり
©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
アニメ『STEINS;GATE』#12「静止限界のドグマ」、#13「形而上のネクローシス」をターニングポイントとして、絶望のループが始まります。
まゆりが死んでしまう。
まゆりを救うため、岡部はタイムリープマシーンを使うんだ。
タイムリープマシーン完成
©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
2010年8月13日、クリスによって最大48時間まで記憶を過去に送れるタイムリープマシーンが完成します。
これで、完成。これが、タイムリープマシーンよ
すごい。本当にできちゃった、タイムリープマシーンが・・・。
せっかく完成したのに、クリスの表情が深刻でした。・・・そうですよね。完成させたのはすごいけど、それだけじゃタイムリープマシーンの証明になりません。
時間を超越できることを確かめるには、誰かが実験台にならないといけない。
実験をしないこと、世間に公表して然るべき機関に託すことをみんなに伝える岡部。
セルンをハッキングしたときから、彼はラボメンの安全を危惧していたんだよね。
岡部の思いも虚しく、楽しいはずのタイムリープマシーン完成パーティーが悲惨なことに・・・。彼は何度もこの日を繰り返すことになります。
止まったまゆりの懐中時計
©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
『シュタゲ』第12話、まゆりのひとことが強く印象に残っています。
あれー、まゆしぃの懐中止まっちゃってるー。おかしいなぁ、さっきネジ巻いたばっかりなのに
止まったまゆりの懐中時計。この言葉を聞くたびに絶望感が押し寄せる。
そして、タイムリープマシーン完成パーティーに現れたのは、拳銃を持った桐生萌郁でした。ラボメンの萌郁は、実はセルンに雇われた人間だった・・・。
椎名まゆりは、必要ないー。
萌郁のひとことが残酷です。拳銃の引き金を引き、まゆりが倒れる。岡部はまゆりを救うために、タイムリープマシーンを使ってタイムリープをするのです。
このシーンが衝撃なんだ。
絶望のループと岡部倫太郎の苦悩
©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
まゆりが死ぬとわかった2010年8月13日。ここから岡部の絶望ループが始まります。
タイムリープマシーンが完成した直後にタイムリープした岡部は、パーティーを中止して、まゆりをその場所から遠ざける。
でも、何度助けようとしてもダメなんですよね。車に激突されたり、電車に轢かれたり・・・。
彼は何度もまゆりの死を目撃することになります。
殺させない。まゆりは、俺が助ける
何度も何度も、大切な人の死を目撃するということはどういうことか。消耗する岡部が痛々しくて苦しくなりました。
今いるα世界線では、まゆりを助けようとしても救えないんですよね。Dメールで世界線は、β→αに変わっていたのです。
世界線については以前に書いた記事で解説してるよ。
第12、13話をみていると、絶望のループが無限に続くんじゃないかと心配になります。岡部倫太郎の苦悩を感じるストーリーでした。
まゆりはオカリンの人質|マッドサイエンティスト・鳳凰院凶真、誕生
©2009-2010 5pb. Inc./Nitroplus ©2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所
第13話のオープニングテーマの後に描かれた、幼いころのまゆりと岡部のシーンが好きです。
まゆりが、祖母のお墓の前で空に向かって手を伸ばした時、空から光がさしました。・・・エンジェルラダー、またはレンブラント光線、天使の梯子とも言うようですね。
亡くなった祖母と一緒に、まゆりが消えてしまうかのように思えた岡部は、彼女を抱きしめるんです。
連れてなんていかせない。まゆりは俺の人質だ。人体実験の生贄なんだ
このとき、まゆりはオカリンの人質になったんだね。
マッドサイエンティスト・鳳凰院凶真(ほうおういんきょうま)誕生の瞬間です。まゆりの言葉がまた温かくて、ほっこりしました。
そっかー。まゆしいは、オカリンの人質なんだね。じゃあ、しょうがないね
スローペースでゆっくり話す、まゆりが可愛い。
岡部をひとりにさせるのが彼女にはできなくて、まゆりの方が年下なのにお姉さんのように感じました。
『シュタゲ』では、彼女が空に向かって手を伸ばすシーンが何回か描かれています。それを見ると心が静まり返るんですよね。
『STEINS;GATE』#12、13みどころ・おすすめポイント
- タイムリープマシーン完成パーティーでの惨劇
- 絶望のループに陥る岡部倫太郎
- マッドサイエンティスト誕生秘話
アニメ『STEINS;GATE』第12、13話のみどころは、まゆりを助けようと絶望のループに陥る岡部倫太郎です。彼の辛さが伝わってきてシリアスでした。
マッドサイエンティスト誕生の瞬間は心が温まったよ。