『Charlotte(シャーロット)』SF・学園アニメの魅力を解説&ネタバレ感想
子どもたちに芽生えたのは、不完全な特殊能力!?
アニメ『Charlotte(シャーロット)』。とても面白かったです。子どもたちに芽生えた特殊能力が、ちょっと不完全でクスっと笑ってしまいました。
コメディ感もあるけど、後半はわりとシリアスな展開でびっくり。
なかなか深みがあるストーリーです。全13話ですが、見応えがありました。
『Charlotte(シャーロット)』あらすじ&作品情報
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。「任意の対象の体を5秒間のみ乗っ取る」という特殊能力を使い、優等生としての学生生活を送っていた乙坂有宇は 名門高校に見事合格する。進学先の高校でも順風満帆な生活を送ろうとしていた矢先、有宇の目の前に友利奈緒という少女が現れ・・・。
SFアニメ『Charlotte(シャーロット)』魅力を解説&ネタバレ感想
©Visual Art’s/Key/Charlotte Project
アニメ『Charlotte(シャーロット)』の魅力は、魅力的なキャラ、SF感、ほどよい青春ストーリーにあります。
- 子どもたちの特殊能力
- 星ノ海学園の生徒会のキャンプ(好きなシーン)
- 乙坂家・秘伝のオムライス(感動シーン)
- 失われたユウの記憶と衝撃の真実
前半はほのぼの。後半はシリアスな展開で、見応えたっぷりでした。
1つずつ詳しくみていくね。
特殊能力を持つ子どもたち|個性的な登場人物
©Visual Art’s/Key/Charlotte Project
主人公・乙坂有宇を始め、個性的な登場人物が多いのが『Charlotte』の魅力です。
ユウに、友利、高城、ユサ(ミサ)・・・。みんな何かしら不完全な特殊能力を持っていました。
特に高城が良いキャラです。瞬間移動(高速移動)の能力の持ち主だけど、中途半端で生傷が絶えません。
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頭から血を流しながらも笑顔な高城。学食でのシーンが好き。
友利奈緒も良いキャラでした。星ノ海学園の生徒会長です。「任意の1人からのみ相手の視界から消える」能力の持ち主。
淡々としているけれど優しいんだよね。彼女とユウの掛け合いは心が温まったよ。
主人公のユウも忘れてはいけません。乙坂有宇。「5秒間だけ任意の対象の体を乗っ取る」能力の持ち主です。
初回では特殊能力をフル活用するニセ優等生でした。星ノ海学園の生徒会に入ってからは、友利や高城とともに能力者の確保に大活躍します。
【好きなシーン】能力者を救え!星ノ海学園の生徒会合宿
能力者探しで1番好きなシーンは、生徒会メンバーが山で合宿しながらバーベキューをするところです。
トウモロコシが好きな友利が印象的でした。普段は淡々としているけど、たまに見せる女子っぽいところが可愛い。
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鋭い彼女にかかれば、能力者もひとたまりもないね。
【感動シーン】「崩壊」したアユミとユウ|友利のオムライス
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第6話と7話が『Charlotte』のターニングポイント。この2話が切なくて悲しかったです。
ユウの妹・アユミの能力が目覚めてしまう。彼女の能力は「崩壊」でした。
「崩壊」って、物騒な能力だ。
アユミは自らの能力に巻き込まれて命を落としてしまいます。
ユウが壊れていく様子は悲しくて見ていられませんでした。幸せな時間は失ってから大切さに気づく。
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荒んだユウを救ったのは友利です。彼女が作ったオムライス。それはかつてアユミが作くれた乙坂家秘伝のオムライスと同じ味でした。
このシーン、号泣した。
乙坂家の甘いオムライスには、アユミとの思い出がたくさんつまっているんです。アユミとの思い出にふれて、友利の優しさに泣きました。
失われたユウの記憶と衝撃の真実
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ユウの記憶はずっと失われていました。ユウには兄がいることも。兄・隼翼の意図通りに・・・。
友利とジ・エンドのライブに行き、歌を聞いたときに記憶がよみがえります。
今いる世界はタイムリープ後の世界だった。
隼翼の特殊能力は「タイムリープ」。科学者によって能力者が集められ、モルモットにされた世界からタイムリープしてきたのが今の世界です。
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『シュタゲ』を連想したよ。
タイムリープを扱った『シュタインズ・ゲート』。原作はゲームで未プレイだけど、アニメは面白かったです。
『シュタゲ』のオカリンと『Charlotte』のユウが重なって見えました。2人とも大切な人を亡くして荒れ果てるところが。
切なくて見ていられない・・・。
ユウの本当の能力が後半で明らかになります。「5秒間だけ任意の対象の体を乗っ取る」だけではなかったのです。
果たして、彼はアユミを救うことができるのか。
『Charlotte(シャーロット)』は、後半SF感が満載なアニメ
©Visual Art’s/Key/Charlotte Project
『Charlotte』は前半よりも後半の方がSF感が強くなります。特殊能力の他に、Charlotte(シャーロット)彗星、タイムリープ・・・。
子どもたちの特殊能力は、Charlotte(シャーロット)星によって目覚めた。「Charlotte」とは彗星を指しています。
ずっとタイトルの意味が気になっていたから、後半になってやっとスッキリした。
『Charlotte』は、1期(全13話)までです。でも最終話が駆け足で終わってしまったような感じがして慌ただしい展開でした。
ユウは世界を回るワケだけど、この1話だけでも1シーズン描けそうだ・・・。
最終話のラストは一応ハッピーエンド。ここでも泣けました。
『Charlotte(シャーロット)』みどころ
- 不完全な特殊能力
- 魅力的なキャラ
- 衝撃の真実
アニメ『Charlotte』みどころは、不完全な特殊能力を持つ登場人物たちにあります。ストーリーも面白くて、キャラが抜群でした。
初めはニセ優等生のユウをみて、何だコイツ・・・と思ったけど、途中から愛着がわいてきた。
そして後半、様々な真実が明らかになります。目を見張る展開なんですよね。アユミの能力が目覚めてからは止められなくて一気に見ました。
『Charlotte』はSFアニメ好きな人におすすめだよ。