子どもたちに芽生えたのは、不完全な特殊能力!?
アニメ『Charlotte (シャーロット)』。とても面白かったです。子どもたちに芽生えた特殊能力が、ちょっと不完全でクスっと笑ってしまいました。
なかなか深みがあるストーリーです。全13話ですが、見応えがありました。
アニメ『Charlotte (シャーロット)』評価とあらすじ、ネタバレ感想、アニメの魅力を解説しています。
もくじ
『Charlotte (シャーロット)』評価・あらすじ
アニメ『Charlotte』
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。「任意の対象の体を5秒間のみ乗っ取る」 という特殊能力を使い、優等生としての学生生活を送っていた乙坂有宇は 名門高校に見事合格する。進学先の高校でも順風満帆な生活を送ろうとしていた矢先、有宇の目の前に友利奈緒という少女が現れ・・・。
作品情報
- 原作 : 麻枝准のオリジナルアニメ
- 放送期間 : 2015年
- 話数 : 全13話
- 評価 :
登場人物
- 乙坂 有宇・・・本作の主人公。「5秒間だけ任意の対象の体を乗っ取る」 能力をフル活用するニセ優等
- 友利 奈緒・・・星ノ海学園1年生で生徒会長。「任意の1人からのみ、相手の視界から消える」 能力を持つ
- 高城 丈士朗・・・生徒会の1年生。中途半端な瞬間移動 (高速移動) の能力のせいで、生傷が絶えない
- 西森 柚咲・・・ロックバンド・How-Low-Helloのボーカリストで人気アイドル。自分の意思とは無関係に、亡き姉の霊だけを口寄せできる
- 黒羽 美砂・・・年の近い柚咲の亡き姉。何もないところから炎を生み出せる発火能力者
- 乙坂 歩未・・・有宇の妹で中学生。子犬のように純真無垢で兄想い
- 乙坂 隼翼・・・乙坂有宇の兄。能力者グループのリーダー
- 熊耳・・・特殊能力者の居場所とその能力の情報を生徒会に伝える協力者。いつも全身がずぶ濡れ
SFアニメ『Charlotte (シャーロット)』魅力を解説&ネタバレ感想

©Visual Art's/Key/Charlotte Project
アニメ『Charlotte (シャーロット)』の魅力は、魅力的なキャラ、SF感、ほどよい青春ストーリーにあります。
- 子どもたちの特殊能力
- 星ノ海学園の生徒会のキャンプ (好きなシーン)
- 乙坂家・秘伝のオムライス (感動シーン)
- 失われたユウの記憶と衝撃の真実
前半はほのぼの。後半はシリアスな展開になります。見応えたっぷりでした。
特殊能力を持つ子どもたち|個性的な登場人物

©Visual Art's/Key/Charlotte Project
主人公・乙坂有宇を始め、個性的な登場人物が多いのが『Charlotte』の魅力です。
ユウに、友利、高城、ユサ (ミサ)・・・。みんな何かしら不完全な特殊能力を持っていました。
特に高城が良いキャラです。瞬間移動 (高速移動) の能力の持ち主だけど、中途半端で生傷が絶えません。

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友利奈緒も良いキャラでした。星ノ海学園の生徒会長です。「任意の1人からのみ、相手の視界から消える」 能力の持ち主。
主人公のユウも忘れてはいけません。乙坂有宇。「5秒間だけ任意の対象の体を乗っ取る」 能力の持ち主です。
初回では特殊能力をフル活用するニセ優等生でした。星ノ海学園の生徒会に入ってからは、友利や高城とともに能力者の確保に大活躍します。
【好きなシーン】能力者を救え!星ノ海学園の生徒会合宿
能力者探しで1番好きなシーンは、生徒会メンバーが山で合宿しながらバーベキューをするところです。
トウモロコシが好きな友利が印象的でした。普段は淡々としているけど、たまに見せる女子っぽいところが可愛い。

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鋭い彼女にかかれば能力者もひとたまりもありませんでした。
【感動シーン】「崩壊」 したアユミとユウ|友利のオムライス

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第6話と7話が『Charlotte』のターニングポイント。この2話が切なくて悲しかったです。
ユウの妹・アユミの能力が目覚めてしまう。彼女の能力は 「崩壊」 でした。
アユミは自らの能力に巻き込まれて命を落としてしまいます。
ユウが壊れていく様子は悲しくて見ていられませんでした。幸せな時間は失ってから大切さに気づく。

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荒んだユウを救ったのは友利です。彼女が作ったオムライス。それはかつてアユミが作くれた乙坂家秘伝のオムライスと同じ味でした。
乙坂家の甘いオムライスには、アユミとの思い出がたくさんつまっているんです。アユミとの思い出にふれて、友利の優しさに泣けました。

失われたユウの記憶と衝撃の真実

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ユウの記憶はずっと失われていました。ユウには兄がいることも。兄・隼翼の意図通りに・・・。
友利とジ・エンドのライブに行き、歌を聞いたときに記憶がよみがえります。
今いる世界は タイムリープ後の世界だった。
隼翼の特殊能力は 「タイムリープ」。科学者によって能力者が集められ、モルモットにされた世界からタイムリープしてきたのが今の世界です。

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タイムリープを扱った『シュタインズ・ゲート』。原作はゲームで未プレイですが、アニメは面白かったです。

『シュタゲ』のオカリンと『Charlotte』のユウが重なって見えました。2人とも大切な人を亡くして荒れ果てるところが。
ユウの本当の能力が後半で明らかになります。「5秒間だけ任意の対象の体を乗っ取る」 だけではなかったのです。
果たして、彼はアユミを救うことができるのか。

『Charlotte (シャーロット)』は 後半SF感が満載なアニメ

©Visual Art's/Key/Charlotte Project
『Charlotte』は 前半よりも後半の方がSF感が強くなります。特殊能力の他に、Charlotte (シャーロット) 彗星、タイムリープ・・・。
子どもたちの特殊能力は Charlotte (シャーロット) 彗星によって目覚めた。「Charlotte」 とは 彗星を指しています。
『Charlotte』は、1期 (全13話) までです。でも最終話が駆け足で終わってしまったような感じがして慌ただしい展開でした。
最終話のラストは一応ハッピーエンド。ここでも泣けました。
『Charlotte (シャーロット)』みどころ・おすすめポイント
- 不完全な特殊能力
- 魅力的なキャラ
- 衝撃の真実
アニメ『Charlotte』みどころは、不完全な特殊能力を持つ登場人物たちにあります。ストーリーも面白いですが、キャラが抜群でした。
そして後半、様々な真実が明らかになります。目を見張る展開でした。よく練られたストーリー。アユミの能力が目覚めてからは止められなくて、一気に見てしまいました。
- SFアニメ好き
- 青春アニメが見たい
SFアニメ好きな人におすすめ。SF+学園アニメなので、ほどよい青春ストーリーも楽しめます。



