『約束のネバーランド』ネタバレ感想&アニメの魅力を解説|イザベラvsエマ、脱獄計画
逃げよう、みんなで一緒に。
アニメ『約束のネバーランド』第1期の感想です。ピリッと怖くて見たら止められなくなりますね。面白すぎて繰り返し見ています。
ジャンルはファンタジーになるのかな。ダークでミステリー感があってテンポが良い。
第1話から衝撃だったよ。
『約束のネバーランド』あらすじ&作品情報
グレイス=フィールドハウスは親の居ない子供たちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟はささやかながら幸せな日々を送っている。11歳のエマ、ノーマン、レイはハウスの年長者であり、毎朝のテストで満点をとる優秀さをほこる。ある夜、里親のもとへ旅立つコニーを見送った子供たちだが、忘れ物に気付いたエマとノーマンは近づくことが禁じられている門へ向かう。そこで2人は衝撃の真実を目撃する・・・。
『約束のネバーランド』アニメの魅力|1話見たら止められない
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
アニメ『約束のネバーランド』魅力を3つあげると・・・、
- 続きが気になって止められない面白さがある
- 孤児院グレイス=フィールドハウスの真実が衝撃で、イザベラが怖い
- スリル満点の脱出計画
1話ずつ衝撃の展開が続くので、一気に見たくなるほど面白いんです。
孤児院の真実やママの不気味さ、スリル満点の脱獄計画の中でくり広げられる子どもたちの頭脳戦にドキドキしながらも、ほっこりしました。
エマ、ノーマン、レイ。3人のキャラも良かったよ。
続きが気になって止められない!衝撃の面白さ
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
『約束のネバーランド』アニメは、1話1話、衝撃の展開が続きます。1話見たら続きが気になって止められない面白さがありました。
程よいミステリー感があるから、次の展開が気になるんだよね。
第1話〜2話は孤児院グレイス=フィールドハウスの秘密が明かされ、中盤からは「脱獄」を目的とした子どもたちの計画や訓練が主体に描かれています。
徐々に明かされていくハウスの真実とママ・イザベラに戦慄・・・。
中盤からのイザベラが怖かった。
グレイス=フィールドハウスは、ただの孤児院ではなかった
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
第1話で、エマとノーマンはハウスの秘密を知ってしまいます。
あたしたちは、食料!?
グレイス=フィールドハウスは、ただの孤児院ではなかったのです。いわゆる「農園」、子どもたちは鬼が食べる食料として育てられていました。
里親が決まったという名目で「出荷」されていく子どもたち。
エマとノーマン、レイのようなフルスコア(脳が発達している子ども)は、「特上」と呼ばれて充分に脳が発達するまで生かされているというのにも戦慄しました。
鬼の食料は子どもの脳ということか・・・。
ただの孤児院ではなかったという展開は、カズオ・イシグロさんの小説『わたしを離さないで』を連想しますね。
『わたしを離さないで』は移植を目的としたクローンで、『約束のネバーランド』は鬼の食料・・・という違いはあるけど、どちらも子どもたちに感情移入します。
中で暮らす子どもたちにしたら、気が気でないよ。
エマ、ノーマン、そしてレイも加わって脱出計画を立てる。イザベラvs子どもたちの戦いが幕を開けました。
イザベラ&クローネvs子どもたち|スリル満点の脱獄計画
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
子どもたちの中の誰かが真実を知ったことに感づいたイザベラ。新たにシスター・クローネをハウスに引き入れて、脱出を阻止しようとします。
イザベラは表向きはハウスのママ、でも子どもたちの飼育監でもあるわけで・・・。表の優しい表情と裏の冷酷な表情が垣間見えて、背筋がヒヤリとしました。
イザベラ、怖いんだけど・・・。
エマは子どもたち全員で逃げようという思いが強くて優しいキャラ。ノーマンやレイもエマの考えを優先して、小さな子どもたちを鍛え始めます。
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
シスター・クローネと子どもたちの鬼ごっこが怖くも面白かったよ。
「鬼ごっこ」と称する逃げ方訓練。鬼ごっこって、体力、知力などが鍛えられて良いかも・・・。
『約束のネバーランド』ネタバレ感想|エマ、ノーマン、レイの魅力&好きなシーン
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
『約束のネバーランド』は、エマを始めとした登場人物も魅力あふれています。「友達」であり「仲間」であり「同士」であり、そしてかけがえのない「家族」。
その中でも中心的なキャラは3人でした。
- 運動神経抜群で楽天的なエマ
- 頭が良くて冷静なノーマン
- リアリストで頼りになるレイ
3人とも良いキャラなんだ。
ここからは、3人のキャラの魅力とともに好きなシーンの感想を書いています。
リアリストなレイの決意|ひとりで戦っていた内通者
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
第4、5話にかけてイザベラの内通者探しが描かれていました。ノーマンの罠にかかったのは・・・、
内通者は君だったんだね、レイ
エマやノーマンとともに脱獄計画を進めていたレイが、実はママの内通者だった。・・・またもや衝撃の展開にびっくりしながら見るのを止められません。
リアリストでちょっぴり冷たい?・・・と思っていたけど、レイはずっとひとりで戦っていたんだ。
ずっと前からイザベラの手下だったレイは、協力することで報酬をもらっていました。
ハウスにないガラクタ。
それは発信器を無効化するためにレイが集めた道具だったのです。ハウスの正体に気づいたときから、ずっと準備してきたレイ。6年かけてひとりでコツコツと。
そして・・・、
誰にも気づかれないように、お前ら2人を門へ行かせて・・・。全部、お前ら2人を殺させないためだよ
彼は、エマとノーマンがハウスの真実を知るように仕向けたんだ。
ずっと誰にも言わず、ひとりでハウスの真実を抱えていたんだと思うと胸が痛くなりました。・・・真実を知る仲間ができて良かったね。
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
「全員連れて行くフリをして土壇場で切り離せ」とノーマンに約束させるシーンは、ちょっぴり冷たさを感じたけど1番現実を見ています。
エマとノーマンとレイ。
3人とも性格が違って、お互いが持っていないものを持ち合わせていて良い仲間なんですよね。
頭脳明晰なノーマンの決意|悲しき出荷に号泣
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
3人の中でも1番好きなキャラは、いつも冷静なノーマンです。頭脳明晰、脱獄計画のリーダー的な存在でした。
好きだから。好きだから、エマには笑っていてほしいんだ
エマを好きなノーマンに、ほっこりしたよ。
このままエマとノーマンとレイの3人が中心となって脱獄を成功させて欲しいと願っていました。でも、みごとに裏切られた第9〜10話。
ノーマンの出荷が決まりました。
エマとレイは、ノーマンだけ先に逃がそうとするけど彼は逃げなかった・・・。自分を犠牲にしてまでもエマとレイを守ろうとしたのです。
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
今までありがとう。2人のおかげで良い人生だった。楽しかった。嬉しかった。幸せだった
あとは頼む、脱獄を必ず成功させて―
このシーン、ヤバい。・・・号泣した。
第10話で描かれているノーマンの回想、糸電話にも泣きました。
風邪で寝込んだノーマンを心配して医務室に顔を出すエマ。小さな頃の彼らに癒やされます。
だってノーマン、病気のたびにひとりぼっちになっちゃうから、そんなの寂しいじゃない
ベッドの横からひょこっと飛び出すエマのアホ毛(?)が可愛かったです。エマのチャームポイント。このときほどカワイイと思ったことはないくらい、カワイイ。
エマはノーマンに糸電話を渡します。ドアを隔てて話すノーマンとエマとレイ。
ノーマンはその糸電話をずっと引き出しにしまっていたのですよね。3人が心から繋がる「家族」になるまでは、こんな風にたくさんの思い出があったんだろうな・・・。
楽天的なエマの決意|決行!脱獄計画
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
第11〜12話に描かれている脱獄シーンでの、エマの強い決意に胸が熱くなりました。
- 4歳以下はハウスに残す
- でも諦めたわけじゃない。2年以内に必ず戻って助ける
彼女は、ずっと家族全員で脱獄することを望んでいたのですよね。その件でレイとは度々衝突していました。レイは現実主義者だから、そんなことはムリだと・・・。
楽天的な彼女だけど、ちゃんと考えて、他の「家族」たちとも話し合って決めたことです。
エマの決意に胸を打たれたよ。
脱獄計画は、ここにいないノーマンが立てたもので、みごとに成功。出荷される前に塀に登って下見をしていたノーマン。
グレイス=フィールドハウスは六角形のうちの一つに位置していて、周りは崖でした。本部と思われる場所に橋が一つ架かっているだけ・・・。
ノーマンが考えた計画は、塀に登り、橋を渡らずに崖を飛び越えて向こう側に渡るというもの。
イザベラや本部の鬼たちは橋を渡って逃げると思い込むから意表をつけたのです。
この脱獄にはノーマンの意志も加わっていたんだね。
塀の上でレイの横に佇む、したり顔のノーマン。レイが作り出した幻だけど、得意そうなノーマンとレイの会話が印象に残りました。
エマだから、みんな信じてついて来てくれるんだ。無茶で、無謀で、でもまっすぐで、迷わず全員と言えちゃうエマだから・・・。諦めなくてもいいんだよ、レイ
ノーマン・・・(泣)。
無茶で無謀なエマですが、絶対に「家族」を見捨てない。そんな彼女だからこそ、ノーマンも力を合わせて不可能を可能に変えたのです。
『約束のネバーランド』みどころ・おすすめポイント
- 子どもたちの脱獄計画
- 裏表のあるイザベラ
アニメ『約束のネバーランド』みどころは、子どもたちの脱獄計画と裏表のあるイザベラです。
ハウスの秘密が明らかになり、脱獄を計画するエマやノーマン、レイと、それを阻止しようとするママのイザベラ。・・・何度も背筋がヒヤリとしました。
ドキドキの衝撃展開で、面白いよ。
第1期は、原作漫画5巻のはじめまで描かれているよ。全20巻完結。
アニメにハマって原作漫画も読みました。アニメ第2期は5巻の中盤からの内容ですね。原作も面白いのでおすすめです。