『少女終末旅行』名言・心に響いた言葉|原作コミック印象に残ったシーンを厳選

生きるのは最高だったよね・・・
『少女終末旅行』(コミック)には、心に響いた言葉がたくさんありました。1巻〜6巻までの印象的だったシーンをピックアップしています。
- 元気をもらえたシーン
- 積み重なった歴史と思い出
- 生と死について

チトとユーリの言葉が心に刺さったよ。
『少女終末旅行』はつくみずさん原作のコミックです。アニメ化もされていますね。終末世界を旅する少女たちの空気感が良くてハマりました。

『少女終末旅行』コミック評価・作品情報
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が崩壊してから長い年月が過ぎた。生き物のほとんどが死に絶え、全てが終わってしまった世界。残されたのは廃墟となった巨大都市と朽ち果てた機械だけ。終わりの世界で、ふたりぼっちになってしまった少女、チトとユーリ。ふたりは今日も延々と続く廃墟の中を愛車ケッテンクラートに乗って、あてもなく彷徨う。
元気をもらえたシーン|名言・心に響いた言葉
まずは元気をもらえたポジティブな言葉です。楽観的なユーリが可愛くてホンワカしました。

落ち込んでいてもユーリを見てると元気になれそう。
たまにはいいことある

出典:『少女終末旅行』より
意味なんかなくてもさ たまにはいいことあるよ
生きがいだった「地図」を落として落ち込むカナザワ。生きる意味を見失った彼に向けたユーリの言葉です。
イヤなことが続いても、生きてさえいれば良いこともある。絶望的な終末世界ではユーリの存在が救いになりますね。

ユーリのポジティブさが好き。
甘いって幸せ

出典:『少女終末旅行』より
甘いって幸せだよね
食料を製造する工場で、チトとユーリが初めて作ったレーション(固形食料)。砂糖を多めに入れたようです。

確かに、甘いって幸せなんだよね。
願望

出典:『少女終末旅行』より
いつかずーっと高くまで登ってさ・・・月に行こうよ
酔っ払ったチトとユーリが、月の魔法にかかったかのようにはしゃいで楽しそうなシーンです。ぽっかりと夜空に浮かぶ月が印象的でした。

本当に行ければ良いね。
積み重なった歴史と思い出|名言・心に響いた言葉
続いては終末世界に至るまでの人々の営みや歴史、思い出が感じられたシーンです。

ほんのりと温かな気持ちになったよ。
歴史

出典:『少女終末旅行』より
私たちずっと二人っきりだったけどさ こうして人々が暮らしてたんだなってことがわかると 少しだけ寂しくない気がする
カナザワからもらったカメラの中には人々の営みが収められていました。世界は崩壊したけど、そこには積み重なった歴史が残されていたのです。

このカメラはたくさんの人の手に渡ってきたんだね。最後はチトとユーリの元に・・・。
「少しだけ寂しくない気がする」と言ったユーリの言葉が心に響きました。
思い出

出典:『少女終末旅行』より
全部忘れちゃうのは寂しいよね
この言葉を呟いたチトの表情が寂しそうでした。イヤなことは忘れたいけど、楽しい思い出はいつまでも覚えていたい。でも人の記憶は曖昧で、いつかは忘れてしまうかもしれません。

だから人は記録するのかな。
感動したこと、楽しいひととき、素敵な風景・・・。思い出を写真や日記に残しておくのは、いつまでも忘れないようにするためかもしれませんね。
写真

出典:『少女終末旅行』より
いつか街が崩れてあの石像もみんな壊れても 写真に残るっていいかも
カメラでたくさんの風景や石像を撮っていたユーリ。その姿が生き生きして楽しそうでした。・・・たとえいつか崩壊するとしても、写真には壊れる前の姿が残せるんですよね。

カメラって素敵・・・と、しみじみ思っちゃった。
カメラだけじゃなく、メモや日記など記録できるものがあると安心します。
生と死について|名言・心に響いた言葉
最後は「生」と「死」について深く考えたくなるようなシーンを集めました。
- 生きるってどういうことだろう
- 死ぬってどういうことだろう

そんなことを考えたくなるような言葉がいくつか描かれているよ。
最上階へたどり着くまでに、さまざまな出会いと別れや他者の死を経験するチトとユーリ。彼女たちが何を感じ、どう思ったのかを想像したくなりました。
生命

出典:『少女終末旅行』より
“生命”って終わりがあるってことなんじゃないかな
魚を守るために機械を破壊したユーリ。崩れ落ちた機械を目の当たりにして呟いた言葉が心に刺さりました。

彼女が守った魚もいつかは死んじゃうんだよね。
終わりを考えると悲しくなるけど、命あるものは久しく全て終わりがくるのが道理です。終末世界でも限りある命が尊く感じました。
何かをせずにはいられない

出典:『少女終末旅行』より
いつかすべてが終わると知っていても何かをせずにはいられない・・・・・・
カナザワが地図を作ることも、イシイが飛行機を作ることも、チトやユーリが最上階を目指すことも。生きていれば「生きがい」を見出さずにはいられないし、何かをせずにはいられない。

終末世界で、みんな「今を生きている」ってかんじだった。
こんな世界でも「生きがい」を見つけて没頭する生命力の強さを感じます。・・・いや、こんな世界だからこそかな。
人工知能の絶望

出典:『少女終末旅行』より
だからもう終わらせてください
基幹塔を管理する人工知能の言葉に息が止まりました。都市の予備電力の予備の予備がなくなるまで生かされ続ける彼女の絶望感が半端ない。その分、チトとユーリに出会えて嬉しそうだったのが印象的です。

「お疲れさま、ありがとう」と、彼女に言ってあげたくなった。
生きること

出典:『少女終末旅行』より
生きるのは最高だったよね・・・
最上階にたどり着くまでにさまざまな人(+機械)と出会い、生と死を目の当たりにしてきたチトとユーリ。いろいろ思うところはあるだろうけど、ユーリの言葉に救われました。

自分たちの死も意識しての言葉。心が静まり返ったよ。
【まとめ】『少女終末旅行』はメッセージがつまった終末物語
『少女終末旅行』名言・心に響いた言葉を印象に残ったシーンとともに紹介しました。
- 元気をもらえたシーン
- 積み重なった歴史と思い出
- 生と死について
終末世界を旅する中でさまざまなメッセージが登場人物の言葉を通して描かれています。・・・これがけっこう心に刺さるんですよね。

チトとユーリの表情があまり読めないから、彼女たちがどう感じているのかを想像したくなるんだ。
『少女終末旅行』アニメもおすすめ
『少女終末旅行』原作コミックを読んだら(読む前でも)アニメもおすすめ。
終末世界が素敵な音楽とともに映像で楽しめます。世界観はシリアスだけど、チトとユーリの会話や、ゆるく進んでいくストーリーに癒やされました。


アニメは原作コミックの4巻までが描かれてるよ。


