『ダイの大冒険』ネタバレ感想|#89「凍れる時間の秘法」ミストバーン戦&ブロキーナの回想
あの日の力よ、よみがえれ。
アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第89話「凍れる時間の秘法」感想です。素顔を現したミストバーンとの戦いが描かれた1話でした。
「凍れる時間の秘法」を使っているミストバーンが、めちゃめちゃ強くてヤバイ。
ミストバーンと戦うのは、老師ブロキーナとポップです。本気を出したブロキーナがまたすごいんですよね。
アバンの過去も語られるよ。
『ダイの大冒険』#89「凍れる時間の秘法」あらすじ&作品情報
ミストバーンの秘密が「凍れる時間(とき)の秘法」であると見抜いたビーストくん(ブロキーナ)は、滑らかな動きで相手を翻弄し、ポップがメドローアを放つチャンスを作ろうとする。しかしポップはプレッシャーですっかり身体が固くなってしまっていた。すると、ブロキーナはアバンとの過去について語り始める。
『ダイの大冒険』#89「凍れる時間の秘法」ネタバレ感想|ミストバーン戦と回想
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
『ダイの大冒険』第89話は、ミストバーンが使っている「凍れる時間の秘法」について描かれた1話です。
「凍れる時間(とき)の秘法」とは、相手の時間を停止させる呪法。
わかりやすく言うと、相手を封印するものなんですよね。アバンが勇者だった頃に魔王ハドラーに使っていました。
そのときは、ハドラーともども、アバンの時も停止してしまったのだけど・・・。
ミストバーンは動けて無敵状態なんだ。
老師ブロキーナvsミストバーン|あの日の力よ、よみがえれ!
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
「凍れる時間の秘法」を戦闘に応用してるミストバーンが強すぎる。もう無敵か!?・・・ってくらい、むちゃくちゃ強いんですよね。
ミストバーンの攻撃をかわし、仕掛けるブロキーナ(ビーストくん)がすごかったです。
ほんの一瞬だけでよい。あの日の力よ、よみがえれ。今再び、次なる世代を救うために
本気を出したブロキーナが熱い。
ミストバーンに攻撃をくり出す姿がカッコよくみえました。ビーストくんとして、白い布を被ってるお茶目な姿なんだけど。
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ブロキーナはマァムの武術の師なんだ。
ちなみに、勇者だったころのアバンに「大地斬」のヒントを与えたのもブロキーナでした。(スピンオフコミック『勇者アバンと獄炎の魔王』1巻で「大地斬」を修得する物語が読めます)
凍りついたアバンとハドラー|胸アツな回想シーン
ブロキーナの回想シーン(勇者時代のアバン)が、アバン好きの私には胸アツでした。
「凍れる時間の秘法」を、アバンもかつてハドラーに使っていたのです。ブロキーナとマトリフ、アバンの3人パーティで魔王ハドラーに挑んだ十数年前。
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
今この場で平和を手に入れるには、これしかない
「凍れる時間の秘法」をハドラーに放つアバンがかっこいい。その反動を防ぎきれなかったアバンの時間も停止してしまうのだけど・・・。
凍りついていく瞬間、アバンの頭に浮かんだのはロカとレイラ、そしてフローラ姫でした。
そういえば、序盤でハドラーにメガンテを唱えたときも、アバンが最後に想ったのはフローラ姫だったよね。
フローラ姫を想うカットなどは原作にはなくて、素敵なアニオリでした。
新しい命のために・・・|ほっこりした回想シーン
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アバンは「凍れる時間の秘法」をハドラーに使うにあたって、一時的にパーティを解散しようとするんです。
もしも呪法の余波を防げなかったら、ロカとレイラを巻き込んでしまうから。
それはアバンの仲間を思う優しさからでした。レイラのお腹の中には、ロカの子ども(マァム)が宿っていたのです。
戦火の中で生まれた子どもこそ、平和に生きるべきだと私は思います
新しい命のために・・・。こういうところ、アバンらしいと思った。
ロカとレイラは、かつてのアバンの仲間。スピンオフコミック『勇者アバンと獄炎の魔王』を読むと、より愛着がわくんですよね。
ちなみに、アバンは「凍れる時間の秘法」をスピンオフコミック5巻のギュータで見つけてました。
そのうち描かれるだろう「凍れる時間の秘法」ハドラー戦も楽しみなんだ。
ポップの極大消滅呪文メドローアに最後を託す!
ポップの呪文メドローアに全てを託す仲間たち。メドローアはマトリフが編み出した極大消滅呪文です。
「凍れる時間の秘法」により、不死身のミストバーンに対抗できる唯一の手段。
イヤ、俺、なんかすっごいプレッシャーで・・・
両方ヒャドを出していたポップが面白い。
でも、ここぞというときは、やる男なんですよね、ポップは。師や仲間たちの思いを背負って、最後にメドローアを放つのです。
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
ここで決められなくて、何がアバンの使徒だ。やってやる!死んでもこのメドローアを、奴にぶち当ててやらぁ
キリッとしたポップの表情、良いよね。
ブロキーナを盾にするミストバーンにも、ポップは怖気づかなくて。メドローアを放ち、その瞬間にルーラでブロキーナを救出する作戦はさすがでした。
ただ、ミストバーンがメドローアをポップたちのほうへ弾いて回避しちゃったんですよね。ポップとブロキーナは光のなかに飲み込まれてしまうという・・・。
また良いところで終わるよね。
『ダイの大冒険』#89「凍れる時間の秘法」みどころ・おすすめポイント
- ブロキーナvsミストバーン
- 勇者アバンの回想シーン
- ポップの極大消滅呪文メドローア
『ダイの大冒険』第89話「凍れる時間の秘法」みどころは、本気を出したブロキーナと無敵のミストバーン戦です。お茶目な老師(ビーストくん)が、このときばかりはかっこいい。
ブロキーナの攻撃はすごかったよ。
アバンがハドラーに放つ「凍れる時間の秘法」回想シーンも胸アツでした。師の思いをくんだポップの極大消滅呪文メドローアも・・・。
次回あたり、ミストバーンの正体が明かされるかな。
キルバーンとミストバーンの名前、正体がわかってから「ああ、そういうことなのか」と。キルとミストの掛け合いも楽しみです。