「ビーター」SAO第2話ネタバレ感想&アニメ評価|黒の剣士・キリト誕生
元βテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないでもらいたいな
『ソードアート・オンライン(SAO)』アインクラッド編 第2話「ビーター」です。何回か見て感慨深くなった1話。キリトをより好きになりました。
自ら進んで「ビーター」になった彼の気持ちを知るとジーンとする。
実は初めて第2話を見たとき、話の流れがよく分からなくて混乱しました。キリトが「ビーター」になるシーンです。
- なぜキリトは突然、笑いだしたの?
- 誇らしそうに「ビーター」になった理由は?
何回か見るうちに彼の気持ちか分かって、この1話、めちゃめちゃ深いじゃん!・・・となりました。
「ビーター」SAO#2 あらすじ&作品情報
デスゲームが開始されてから1ヶ月―。βテスターでの経験を活かし、単独で迷宮に挑むキリトだが、苦戦を余儀なくされていた。そんな中、第1層のボス部屋を発見したディアベルという男が、ボス攻略会議を開催する。会議に参加したキリトは、あるソロプレイヤーとパーティを組むことになるのだった。
「ビーター」SAO#2 ネタバレ感想
©川原 礫/
アスキー・メディアワークス/SAO Project
『ソードアート・オンライン(SAO)』アインクラッド編 第2話「ビーター」。
SAOを何周か見てるけど、このアニメは見る度に深みが増す。
シーズン1アインクラッド編を全て見終わってから再び見ると、これからのシーンも思い出すから泣けてくるんです。
第2話では、キリトとアスナが出会うシーンも描かれているよ。
アスナとの出会い|険悪な攻略会議
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第2話「ビーター」でキリトとアスナが出会います。
βテスターのキリトでもまだ第1層を攻略出来ずにいました。そんなとき、ディアベルがボス部屋を見つけたと攻略会議を開くのです。
ここでアスナ登場!!ソロプレイヤーのキリトは、同じくパーティがいないアスナと組むことに。
アスナ、フードを目深に被っていて顔が見えないから不思議な女の子という印象。
攻略会議のために広場に集まったプレイヤーだけど、思わぬ険悪な雰囲気になります。
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ベータあがりどもは、このクソゲームが始まったその日にビギナーを見捨てて消えよった
キバオウの叫びに騒然となるプレイヤーたち。「ベータあがり」というのは、βテスター(ソードアート・オンライン経験者)たちを指しています。
βテスターたちは、狩場やクエストを独り占めして自分たちだけ強くなった。
キリトもその1人です。第1話で彼は「はじまりの街」近辺はすぐ狩り尽くされるからと、次の街を拠点としていました。
確かにβテスターたちは有利かも。でも今は諍いをしている場合じゃないのにね。
この場はエギルのフォローで治まったけど、ビギナーがβテスターを快く思っていないことが浮き彫りになりました。
クリームをつけたパン
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過酷な仮想空間の中で、余裕があるキリトと切実なアスナ。その違いがパンの食べ方に表れています。
固くて味がしないパンを食べるとき、キリトはある工夫をしていました。
クエストで得たクリームをつけて、味に変化をつけていたこと。
でもアスナは美味しいものを食べるためにこの街に来たわけじゃないと、つっけんどん。では何のためにこの街に来たのかというと、私が私でいるためと言う。
最初の街の宿屋に閉じこもってゆっくり腐っていくくらいなら、最後の瞬間まで自分のままでいたい。たとえ怪物に負けて死んでも、このゲーム、この世界には負けたくない
そりゃそうだ。アスナの思いは切実だ。
アスナに比べてキリトはパンの味を楽しむ余裕があるんですよね。お気楽な感じですが、この余裕も大切なのかな。
キリトは、過酷な状況でもしっかり楽しみながらココで生きている。
仮想空間だとしても今自分が生きているのはココ。しっかり楽しめちゃうキリトの余裕が、実は1番強いんじゃないかと思いました。
第1層ボス戦|コボルド・ロード&コボルド・センチネル
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『ソードアート・オンライン』はボス戦が熱い!第2話で初のボスバトル。キリトとアスナのタッグがかっこ良かったです。
第1層のボスはイルファング・ザ・コボルド・ロードと、取り巻きのルイン・コボルド・センチネル。
事前にボス攻略情報をβテスターから得ていたけど、β版とボスの使う武器が違っていました。
ディアベルが前に出るもやられてしまいます。実は彼もβテスター。ラストアタックボーナスによるレアアイテムを狙ってボスにトドメを刺そうとしたのです。
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みんなのためにボスを倒してくれと言い残し、キリトの腕の中で消えるディアベル。キリトは、彼の死によって自分のことしか考えてなかったことを思い知らされました。
ディアベルの思いが後にキリトをビーターにするんだよね。
黒の剣士|キリトがビーターになった理由
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第2話の1番のみどころは、なんと言ってもキリトが「ビーター」になるシーンです。
ちなみに、「チート」はゲームの世界で「強すぎるプレイヤー」の意味。チート(インチキ)をしたから強くなったという皮肉と称賛が混ざり合った言葉です。「チーター」は、チート(インチキ)をしたユーザーのこと。
「ビーター」は、βテスターへの偏見から生まれたんだけど、カッコ良い言葉だよね。
大苦戦の後、ボスを倒したキリト。でもボスの技を知っていたことで、βテスターだとキバオウに指摘されます。他にもいるんだろと辺りは険悪な雰囲気に・・・。
このままじゃマズイと思ったキリトは、ディアベルの思いをくんで自ら「ビーター」となる道を選びます。
元βテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないでもらいたいな
彼は周りの人を納得させた上で、さらにラストアタックボーナスで得たレアアイテム・コートオブミッドナイトを纏い、瞬時に黒ずくめになりました。
黒の剣士「ビーター」キリトの誕生です。
ここから彼は黒の剣士として、その名を轟かせていくことになります。
初めて見たときは意味不明点だったけど、このシーンが実は深いんだよね。
キリトは、今まで自分のことしか考えていませんでした。でもディアベルと出会い、みんなのために自分が犠牲になる道を選ぶ。
自分を「ビーター」と悪者に仕立てることにより悪意を自分だけに向け、この場にいる他のβテスターたちを守ったのです。
キリトが突然笑いだし、自分を「ビーター」としたワケが理解出来たときジーンとしました。
「ビーター」SAO#2 みどころ・おすすめポイント
- キリトが 「ビーター」 になるシーン
- 第1層ボス・コボルド戦
『ソードアート・オンライン(SAO)』アインクラッド編 第2話のみどころは、キリトが「ビーター」になるシーンです。
キリトの思いを理解すると感慨深くなる。
SAOって、一度見ただけでは話がよく分からないシーンがあるんです(←私の理解力の問題?)。初めはよく分からなかったけど、何回か見るうちにめちゃめちゃ良い1話だと気づく。
第1層ボス・コボルド戦や、アスナとの出会いもみどころです。
SAOはゲームに慣れ親しんだ人の方が楽しめそうなアニメだよね。
RPGには必須のレベル上げ、お金ため、情報。ココを理解しているとβテスターの気持ちや、キリトがレベル上げに必死になることにも理解が及ぶ。より共感できること間違いなしです。