『キングダム』アニメ・ネタバレ感想#36〜38|王騎将軍の最期|王騎が愛した摎と昭王の遺言
ンフフフフ・・・。決まってるでしょ。天下の大将軍ですよ
アニメ『キングダム』第36話「王騎と摎」~38話「継承」は、秦国に攻めてきた趙国との戦いが描かれています。そして、王騎将軍の最期も・・・。
前回に続き、今回は『キングダム』第36〜38話のレビューです。
過去が描かれた第36話「王騎と摎」と、王騎将軍の死闘と最期が描かれた第37~38話まで。
泣けた。王騎将軍、めちゃめちゃカッコイイ。
『キングダム』#36〜38 あらすじ&作品情報
9年前、突如襲いかかってきた龐煖に敗れて命を落とした秦国六大将軍の一人・摎。実は王騎の妻になるはずだった。昌文君の口から語られる衝撃の事実に言葉を失う政。摎の隠された過去、そして王騎と龐煖の間に生まれた因縁の出来事が明かされる。
『キングダム』#36〜38 ネタバレ感想|王騎将軍の最期
©原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ
アニメ『キングダム』第36〜最終話38。秦国と趙国の闘いではシンも大活躍しますが、王騎将軍の存在感が大でした。
秦国の武将で「怪鳥」の異名をもつ将軍。アニメ1期で死んでしまうけど、絶大な人気のキャラです。
第36話をみると、より王騎が好きになるよ。
オカマキャラで強烈だけど、かっこいい。武将のなかの武将、まさに天下の大将軍とは彼のためにある言葉でした。
「王騎と摎」#36|王騎が愛した女
©原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ
第36話「王騎と摎」では、昌文君(ショウブンクン)が語る王騎と摎(キョウ)の過去の回想が描かれています。
摎の身分は王騎将軍の屋敷の召使いでした。でも実は昭王の娘だったのです。当時荒れていた宮殿から守るために、事情を知る王騎の屋敷に預けられました。
摎の夢は、天下の大将軍になること。
摎が幼いころに交わした王騎との約束に心が温まりました。
摎も大将軍になります。そしてお城を100個とったら、摎を王騎様の妻にしてください
んフフフフ・・・、いいですよ
王騎将軍は、この約束をずっと覚えていたんだよね。
彼女は、やがて6人目の大将軍になります。そして迎えた馬陽攻略戦。馬陽を落とせば100個目でした。
でも、そこに現れた龐煖(ホウケン)に摎は殺されてしまうのです。王騎を愛し、城を100個取るために頑張ってきた摎と、彼女を愛した王騎。
切なくて泣いた。
第35話から続く王騎と龐煖の一騎打ち。過去の回想で、彼らの因縁が明らかになりました。
命の火とともに消えた彼らの思いが、全てこの双剣に重く宿っているのですよ。もちろん、摎の思いもです
亡くなった人たちの思いが宿った双剣。だから王騎の一太刀は重いのですね。愛した女性の思いも宿っています。
龐煖にとどめを刺そうとした王騎。でもとどめは刺せませんでした。李牧(リボク)が多数の兵を連れて現れたからです。
王騎将軍の最期と継承|#37〜38
©原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ
李牧が現れて絶体絶命の秦軍。でも王騎は笑いました。さすが秦国の怪鳥です。
龐煖と闘っている王騎の元に矢が・・・。そして龐煖の矛が王騎の胸を貫く。
それでも最後に一太刀を浴びせる王騎。貴様はいったい何者だ!? ・・・とうろたえる龐煖。王騎が言ったひとことに胸が熱くなります。
ンフフフフ・・・。決まってるでしょ。天下の大将軍ですよ
天下の大将軍って、かなりの強者。シンが目指すところでもあるんですよね。
シンは王騎将軍を背負って戦場から離脱します。壁も蒙武も騰も、みんな将軍を守ろうとする。
王騎将軍の最後に号泣しました。
いつの時代も最強と称された武将たちは、さらなる強者の出現で敗れる。
李牧にしてやられた王騎。中華の闘いは、しばらく李牧を中心に回るけど、いずれ彼も討ち取られるだろう。果てしなく続く命がけの闘いです。
全く、これだから乱世は面白い
ほんとうに面白がってる王騎に、かつての昭王を思い出しました。第15話「王の資格」で王騎将軍の回想の中に登場した昭王です。
中華に恋い焦がれていた昭王と、乱世を面白いと言う王騎。
最後に王騎軍を副官の騰に引き継ぎ、蒙武やシンにも声をかけます。そして王騎の矛がシンの腕の中に落ちる・・・。
微笑みながら摎の元に逝った王騎将軍の姿に号泣した。
昭王の伝言|王騎将軍が認めた大王・嬴政
©原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ
第38話「継承」では、王騎将軍から昭王の遺言を受け取った大王・嬴政の回想も描かれていました。25話の続きですね。
秦国に攻めてきた趙軍との戦で、総大将に任命された王騎将軍。前に王騎はセイに訪ねました。「どのような王を目指しておられます?」・・・と。
あのとき、迷いなく「中華の唯一王だ」と答えるセイはカッコよかった。
2人きり、大王の前に跪く王騎は昭王の遺言をセイに伝えます。
戦に慈悲は無用なれど、奪い取った地にある民は奴隷にあらず。虐げることなく、自国の民として同様に愛を注ぐこと。
遺言はそれを継ぐ資質のある王のみに遺されるものでした。その判断は王騎に一任され、彼が仕えるに値する王にのみ伝えられる。
セイの前にひざまずく王騎。
ともに中華を目指しましょう、大王
このシーン、好き。
昭王に忠誠を尽くし、「怪鳥」の異名をもつ王騎将軍がセイを大王として認めた瞬間です。・・・王騎がいなくなった今、切なさも残りました。
『キングダム』#36〜最終話 みどころ・おすすめポイント
- 王騎と摎の回想
- 王騎の最期
- 昭王の伝言
アニメ『キングダム』第36〜38話のみどころは、王騎将軍の最期と摎の回想シーンです。王騎将軍の最期に泣ける。
過去の話も王騎の最期のシーンも良かった。
王騎将軍が好きな人にはおすすめです。彼は最後まで武将の中の武将、天下の大将軍でした。オカマキャラだけどかっこいい。ヤバイくらいかっこいい。