おすすめアニメ&小説|原作も面白かったものを厳選
絶品アニメ&小説
アニメと原作小説、どちらも面白かったものをピックアップしました。実際に見て読んだ作品です。
アニメと小説、どちらも楽しめるよ。
日常・ミステリーアニメ&小説
まずは日常・ミステリージャンルから面白かったものを集めました。
『氷菓』
高校1年生の省エネ少年・折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前の「古典部」に入部することに。日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていく。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ・アニメ。
「氷菓」は米澤穂信さん原作小説の古典部シリーズ。省エネ少年・折木奉太郎と、もう1人の主人公「わたし、気になります!」が口癖の可愛い女の子・千反田えるが、小さな謎を推理していくストーリーです。
1話ずつ完結しているので、ちょこちょこ見るのもおすすめ。
米澤さんは小さな謎を散りばめるのが上手い作家さん。小説もアニメも面白くてハマります。
『ジョーカー・ゲーム』
昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門 “D機関” が設立された。そこに選ばれたのは、超人的な選抜試験をくぐり抜けた若者たちだ。彼らは、爆薬の扱い方、自動車や飛行機の操縦、スリや金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要な技術を身につけ任地へと旅立っていく。
「ジョーカー・ゲーム」は、スパイ活動をする機関員のお話。スパイ養成部門“D機関”は、得体の知れない人たちの集まりだけど、彼らの覚悟がハンパない。最も不気味ですごかったのは結城中佐でした。
原作小説は連作短編集。アニメも面白かったけど、小説も絶品だよ。
『舟を編む』
中型国語辞典『大渡海』の刊行計画が進む、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者を探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに・・・。
「舟を編む」は、大渡海という辞書を作るストーリーです。一見地味なようだけど、これがまた面白い。言葉は膨大で果てしなくて、その膨大な言葉を、人をつなぐように編んでいくんですよね。
泣けるんだ。小説もアニメも。
私が知っている言葉はほんのひと握り。言葉は奥が深いと感じました。
ファンタジーアニメ&小説
続きましてファンタジーです。バトルもの、ほのぼのするもの・・・。ファンタジーは世界観が良いですね。
『アルスラーン戦記』
王都エクバターナの王太子として生まれた少年・アルスラーンは、幸福のうちに国を引き継ぐはずだった。土煙が舞う平原に、パルスの騎馬隊が葬り去られるその日までは・・・。
「アルスラーン戦記」は壮大な大河ファンタジー。アニメも小説も面白かったです。闘うシーンや、敵がみごとに策略にハマるシーンは爽快でした。わずか14歳の王太子が敗戦を経験し、立ち上がる姿に感動します。
登場人物がみんな素敵だったよ。
アニメと小説はストーリーが少し違っているけど、どちらもおすすめです。それぞれ素敵なシーンがありました。
『ソードアート・オンライン』
2022年。フルダイブ型VRMMORPGにログインしたキリトは、突然ログアウトできなくなる。他の1万人のプレイヤーと共にゲームの中に閉じ込められてしまったのだ。この世界から脱出するためにはゲームをクリアすること。だが、ゲームオーバーは現実世界での 「死」・・・。
「ソードアート・オンライン」略してSAOは、デスバトル×ファンタジーです。闘うシーンはカッコ良く、泣けるシーンも満載。ゲームの舞台である空中に浮かぶ城・アインクラッドが魅力的でした。
フルダイブ型VRMMORPGに憧れる。特にアインクラッドのような場所には・・・。
アニメは原作小説の世界観を壊すことなく描かれています。小説もアニメも面白かったです。
『キノの旅』
キノと相棒のモトラド・エルメスは、旅を続けながら様々な国をめぐる。1つの国に滞在するのは3日間だけ。シュールで、ほのぼのと癒される旅アニメ。
『キノの旅』1番の面白さは、いくつもの国をめぐること。様々な国を訪れるキノとエルメスを見ていると、旅の楽しさを味わえます。訪れる国がまたシュールなんですけどね・・・。
印象的な国がいくつかあったよ。
キノとエルメスの会話には、ほっこりと癒されました。1話ずつ完結しているのでサクッと見れます。
『銀河鉄道の夜』
星祭の夜、病気の母を持つ少年・ジョバンニは、丘の上に現れた不思議な汽車に乗り込んだ。銀河の旅が今始まる・・・。
宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」は、有名な小説ですね。アニメ版がとても好きです。ジョバンニもカムパネルラも猫のアニメで幻想的な雰囲気。サソリの火、リンゴのシーンが特に好きです。
細野晴臣さんのサントラも世界観にマッチしてた。
サントラも素敵で、アニメでは宮沢賢治の「星めぐりの歌」オルゴールバージョンも流れます。
SFアニメ&小説
SFアニメから小説も絶品だったものをご紹介します。想像が広がる作品をピックアップしました。
『No.6』
全てを約束されたエリートとして生活していた紫苑。彼は12歳の誕生日、大雨の夜に偶然部屋に転がり込んできた少年・ネズミを助ける。次の日、少年は姿を消した。それから4年後、再びネズミと再開した紫苑は 理想都市 「NO.6」 を追われ・・・。
理想都市が描かれた「NO.6」は、ディストピアアニメです。天然で好奇心旺盛の主人公・紫苑と、鋭く美しいネズミが魅力的でした。彼らの信頼関係が良かったです。誰にも頼らず、人を信用せずに生きてきたネズミが、紫苑と出会ったことで変わっていくんですよね。
一見、BL(ボーイズラブ)のようにも見えるけど そういうのじゃないんだ。
原作小説の方がディストピア感は強かったです。アニメは良い感じに中和されていました。
『新世界より』
1000年後の日本。神栖66町にある小学校・和貴園に通っていた早季は、大人になるために「呪力」を手に入れなければならなかった。何も知らず育った子供たちに悪夢が襲いかかる・・・。
「新世界より」はSFホラーアニメ。原作はホラー小説で有名な貴志祐介さんです。小説も逸品で、アニメもまた素晴らしい。ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』第2楽章。「家路」の曲を聞くとこのアニメを思い出します。
小説の世界観を崩すことなく描かれていて、アニメも好き。
小説を読んでアニメもみると、より楽しめます。両方おすすめ。
『イヴの時間』
未来、たぶん日本―。アンドロイドが実用化されて間もない時代。ロボット倫理委員会の影響で、人々はアンドロイドを家電として扱うことが日常となっていた。ある時、高校生のリクオは自家用アンドロイド・サミィの行動記録に不審な点があるのに気づく。
「イヴの時間」はアニメが原作で、その後、小説が出版されました。どちらもほっこりと癒されます。喫茶店「イヴの時間」の空気感が好き。人間もアンドロイドも関係なく、ゆるりと時を過ごすことができる場所です。
誰が人間で誰がアンドロイドかわからない感じが面白い。
小説ではオリジナルでリクオのピアノの話が追加されています。これがまた良かった。リクオの心情と、ピアノに対しての思いが細かく描写されていました。
『虐殺器官』
9.11以降、テロとの戦いを経験した先進諸国は、徹底的なセキュリティ管理体制に移行することを選択し、一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。そんな中、暗殺を請け負う部隊に属するクラヴィス・シェパードは、謎のアメリカ人言語学者ジョン・ポールを追っており・・・。
「虐殺器官」原作は伊藤計劃さんのSF小説。明るい話ではないのだけど、小説が絶品なんですよね。アニメは小説の雰囲気を壊すことなく描かれていて良かったです。映像として見るのも◎。
伊藤計劃さんの新作はもう読めないけど、このアニメプロジェクトは素晴らしい。
アニメを見てまだ小説を読んでいなければ、読むことを強くおすすめします。絶品です。
『ハーモニー』
近未来、健康志向は極限まで追求され、ほとんどの病気や健康リスクは未然に防がれるようになっていた。しかし 御冷ミァハは、そんな思いやりにあふれた優しすぎる世界を拒絶し、2人の少女とともに自殺を企てる・・・。
「虐殺器官」に続き「ハーモニー」も伊藤計劃さん原作です。世界観が繋がっているんですよね。「虐殺器官」の後の世界が「ハーモニー」です。こちらもアニメ化されて心が踊りました。
クォリティ高い。
ミァハ、トァンなど登場人物が魅力的で好きです。
アニメ&絵本
最後にアニメ&絵本。小説ではないですが、両方面白かったものを厳選しました。
『はれ ときどき ぶた』
ぼくは畠山則安。3年3組。あだ名は十円やす。ぼくが毎日つけている日記を 母さんがこっそり見ているらしい。だから「あしたの日記」を書くことにした。うんと、めちゃくちゃなことを書いて、母さんをびっくりさせようと思ったんだ・・・。
「はれ ときどき ぶた」原作は矢玉四郎さんの児童文学(絵本)です。えんぴつの天ぷらと、消しゴムの大根おろしが強烈でインパクト大でした。極めつけは、空からブタが降る!?・・・です。実は全61話もあるんですね。・・・知らなかった。
このアニメの魅力は「バカバカしさ=面白さ」が成り立つこと。
1つ1つのエピソードにユーモアがあって大好きです。絵本もおすすめ。
『つみきのいえ』
水没しかけている街に、おじいさんは1人で住んでいました。ある日、彼は物を下に落としてしまい・・・。
「つみきのいえ」は、2008年に発表された12分の短編アニメーションです。セリフがなくて映像とBGMだけで展開されるストーリー。それでも主人公・お爺さんの気持ちや人生が十分に伝わってきて泣けます。
切なくて号泣しちゃった。
絵本も読みました。ストーリーは一緒で、絵本の方は淡いタッチです。両方、素晴らしいのでおすすめ。
おすすめアニメ&小説まとめ
アニメも小説も面白かったイチオシ作品でした。
- 氷菓
- ジョーカー・ゲーム
- 舟を編む
- アルスラーン戦記
- ソードアート・オンライン
- キノの旅
- 銀河鉄道の夜
- No.6
- 新世界より
- イヴの時間
- 虐殺器官
- ハーモニー
- はれときどきぶた
- つみきのいえ
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