ロカとレイラに進展⁉ハドラー再び『勇者アバンと獄炎の魔王4』ネタバレ感想〈スピンオフ〉ダイの大冒険

これが魔王だ!
『ドラゴンクエストダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王4』感想です。「ダイの大冒険」スピンオフ、勇者アバンと魔王ハドラーが描かれたコミック4巻目。
アバン好き、ロカ&レイラ好きは必見です。・・・それとマトリフが好きな人も。

4巻の表紙はマトリフだね。
表紙からしてステキです。今回はアバンの仲間たちが大活躍でした。
※ネタバレあります。『ダイの大冒険』にも触れますのでご注意ください。

『勇者アバンと獄炎の魔王4』あらすじ&作品情報

港町サババを訪れたアバンたち。だがそのことを知った魔王ハドラーが、彼らを強襲!! 早すぎる再対決に、アバンは完成間近のアバンストラッシュを放ち…!?
『勇者アバンと獄炎の魔王4』漫画の魅力|大活躍!アバンの仲間たち
『勇者アバンと獄炎の魔王4』コミックのみどころは・・・
- 大活躍するアバンの仲間たち
- ロカとレイラの恋が進展!?
- アバンvsハドラー再び
いちばん印象に残ったのはロカとレイラです。ふたりの仲が進展するんですよね。ちなみにロカとレイラはマァム(ダイの大冒険)の両親。
恋の相談から始まり、ふたりの仲が進展したときはほっこりしました。

たまにはこういうシーンも良いね。
そして、アバンとハドラーが再び相まみえます。1巻で描かれたカール国以来の戦いでした。
『勇者アバンと獄炎の魔王』はタイトルが示す通り、アバンだけでなくハドラーももう片方のヒロイン的な存在。勇者と魔王の戦いが大きく描かれているのが目を引きました。

しつこさはピカイチだけど、ハドラーも良いキャラなんだ。
ハドラー戦では、必死にアバンを守ろうとしたロカがめちゃくちゃかっこよかった。このシリーズはロカの魅力も満載ですね。

『勇者アバンと獄炎の魔王4』ネタバレ感想|アバンの怒り炸裂!ハドラー戦再び
『勇者アバンと獄炎の魔王4』は13〜16話が収録されています。
前作3巻は、アバンvsオトギリ姫の戦いとアバン流刀殺法・海波斬の完成秘話が描かれていました。


アバンの髪型の秘密もわかったよね(笑)
本作4巻は、主にハドラーとの再戦が大きく描かれています。再び相まみえるアバンとハドラー。
勇者vs魔王。果たして勝敗の行方は―。

アバンの怒りが炸裂だったよ。
ロカとレイラ、恋の相談!?|第13話「炎の再会」
すれ違うロカとレイラ。
港町サババに到着したアバンとロカ、レイラ、マトリフ。ロカはマトリフに、レイラはアバンにそれぞれ恋の相談を持ちかけるんです。

出典:『勇者アバンと獄炎の魔王4』
レイラはロカのことを女嫌いだと思い、ロカはレイラがアバンに惹かれているんじゃないかと勘違い・・・。

ロカとレイラはお互いを思っているけど、素直になれないみたい。
苦笑いするアバンとマトリフ。こんなにお似合いのカップルは他にはいないのに。4巻の最後「次の高みへ」でふたりの仲は進展するんですけどね。
ディードックとの出会い。
港町サババではマトリフの旧友・ディードックとの出会いがありました。
ディードックが死の大地で見つけた「不死鳥のかがり火」目当てで訪ねたマトリフ。邪悪な力に強く反応して炎の色が変化するアイテムです。

これがあれば、ハドラーを探すのも楽になりそうだ。
マトリフとディードックは同じ師匠の弟子だけど、実はもうひとり『ダイの大冒険』に登場するキャラが弟子入りしていました。
ニセ魔法使い・まぞっほ。
彼はマトリフに心酔していた弟分なんですね。『ダイの大冒険』では、胡散臭いニセ魔法使いでした。でも前半のポップに足りないものを助言したりと、なかなか良いキャラです。

強すぎたハドラーvsアバンの正義|第14話「これが魔王だ」
悪魔の目玉を使ってアバンを追跡し、港町サババに現れたハドラー。側近のボス・ガンガディアも襲いかかります。
アバンとレイラvsハドラー、マトリフとロカvsガンガディア
ガンガディアは、第2巻でヨミカイン遺跡を訪れたときに戦ったモンスターですね。メガネをかけた知能が高いデストロール。味のあるキャラです。

出典:『勇者アバンと獄炎の魔王4』

アバンと戦っているハドラーが強すぎました。伊達に魔王を名乗ってるわけではないんだよね、ハドラーは。

出典:『勇者アバンと獄炎の魔王4』
必殺技をくりだすアバン。でも未完成のアバンストラッシュではハドラーは倒れません。
……そうだ 何かが 心の中で引っかかっていた……この技はやはり……!

アバンは、何か足りないものがあることを悟っているようだった。
ハドラーのイオナズンが出ました⤴
テンション上がるけど上がってる場合じゃなく、アバンとレイラは大丈夫?
バギ系呪文をぶつけてイオナズンを凌いだふたり。瓦礫にハマった子どもを守るために、その場を動かなかったのですね。
それを見たハドラーは、
その甘さはおまえの致命的な弱さだ
アバン(人間)の優しさを「哀れ」のひとことで切り捨てたのです。
優しさは弱さにも強さにもなることを、私はアバンを見て知っています。『ダイの大冒険』で描かれたアバンの言葉を思い出しました。
修業で得た力は、他人のために使うもの。
アバンがポップに言った言葉なんですよね。他者を守るために自らの力をつかう。

これがアバンの正義で、彼が勇者と言われる所以だね。


仲間を守るロカ&怒りのアバンストラッシュ|第15話「希望の一撃」
仲間を守るために耐えるロカが最高にかっこいい。
『勇者アバンと獄炎の魔王』シリーズはアバンとハドラーの対決を描いた物語だけど、ロカの魅力が満載なんです。

出典:『勇者アバンと獄炎の魔王4』
オレは勇者の盾!テメーを最後に叩っ斬るのはアバンの仕事だ!
自らを「勇者の盾」として体を張るロカに泣けました。『ダイの大冒険』と同じく、このシリーズも仲間を守るために自らを犠牲にする精神が描かれています。

ロカ、かっこよすぎる。
仲間が犠牲になるサマをよしとしないのがアバンです。レイラの思いも重なり、再び必殺技を放つ。
怒りのアバンストラッシュ。
一発目はハドラーに効かなかったけど、今度は怒りの重みが違いました。はじめてアバンストラッシュをくりだした時と同じ気持ちになった状態で放つ希望の一撃です。

ハドラー、吹っ飛んだ。
次章「次の高みへ」で、アバンストラッシュに足りないものを悟るアバン。実はアバン流刀殺法には3つの奥義が必要です。
「大地斬」と「海波斬」はマスターしたから、残りは空を斬る「空裂斬」(心の奥義)ですね。

ちなみにダイは、フレイザード戦で空裂斬を極めたよ。
アバンはどんなふうに「空裂斬」を極めるのか、これからのストーリーも楽しみです。
ロカとレイラ、恋の行方に進展あり|第16話「次の高みへ」
4巻ラスト、ロカとレイラの恋に進展がありました。ロカの本音がイマイチわからなかったレイラは、アバンの助言もあって気づくのです。
ロカは嘘をつくとき唇の端がゆがむ。そのときに思っているのと逆のことを言うことに。

出典:『勇者アバンと獄炎の魔王4』
「傷ならもう大して痛くない」は→すごく痛む。「ほっといて出ていってくれ」は→ここにいてほしい。

レイラに向けたロカの言葉は照れ隠しなんだね。
ロカの心のうちを知ったレイラは自分の気持ちをロカに伝えます。・・・ほっこりしました。やっと進展ですね。

こっちまで照れるシーンだったよ。
『勇者アバンと獄炎の魔王4』おすすめポイント

- 大活躍するアバンの仲間たち
- ロカとレイラの恋の行方
- アバンvsハドラー再び
『勇者アバンと獄炎の魔王4』みどころは、勇者vs魔王の戦いとロカとレイラの恋の行方です。
ハドラー戦では大活躍するアバンの仲間たち、2発のアバンストラッシュ、ハドラーのイオナズンにテンションが上がりました。熾烈な戦いだけでなく、ロカとレイラの恋の行方にほっこりしたり・・・。

めちゃめちゃ面白かったよ。
次は、雲上の隠れ里ギュータ(マトリフの故郷)でのストーリー。「空裂斬」を極めてアバンストラッシュ完成なるか、楽しみです。




