『ダイの大冒険』ネタバレ感想|#74「大勇者の復活」ハドラーの怒りの一太刀&キルバーンの怒り
ハドラーの怒りの一太刀だっ!!!!
アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第74話「大勇者の復活」感想です。前回「炎の中の希望」で大勇者アバンが復活しました。
アバンは死んでなかったのです。
前回からテンションMAX⤴
アバンが引き続き登場して涙が止まらず。良いシーンがたくさんあって楽しめました。
『ダイの大冒険』#74「大勇者の復活」評価・あらすじ
ポップとハドラーを魔界の炎から救ったのは、死の淵から帰還したアバンだった!天へと昇りゆく誇り高き宿敵・ハドラーを見送ったのち、改めて師との再会に歓喜するアバンの使徒たち。アバンもまた愛弟子たちの成長を心から称賛する。
『ダイの大冒険』#74「大勇者の復活」ネタバレ感想|アバンが生きていた理由とキルバーンの怒り
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
『ダイの大冒険』#74「大勇者の復活」大勇者とは、もちろんアバンですよね。彼はなぜ死んでなかったのかが明らかになる一話でした。
アバンと彼の使徒たちの再会に泣けたよ。
ヒュンケルとアバンの再会シーンに泣いた
師アバンとの再会で、一番印象に残ったのはヒュンケルです。
彼の目には涙が浮かんでいました。ヒュンケルもアバンの教え子のひとり。
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アバンが生きていて嬉しいはずなのに、彼の心は複雑なんですよね。ヒュンケルはずっとアバンを父の仇と勘違いして恨んでいたのだから・・・。
まさに、こういう状況のことをいうのだろうな。顔向けができないというのは・・・
- アバンに斬りかかって川に落ちた幼少のころ
- ミストバーンに拾われて魔王軍に入り、人間を憎んできた過去
ヒュンケルの回想シーンをみていると、いろいろあったんだね・・・と、胸が痛みました。でも今は、ダイたちとともにバーン討伐のためにココにいる仲間です。
そのことをアバン先生は、ちゃんとわかってるんだ。
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ヒュンケル、あなたが今この場に生きて、ダイたちに力を貸していてくれた。それだけでもう私は、私は夢のように幸福です
ヒュンケルを見つめるアバンの目線が優しくてジーンとします。この師弟関係、良いですね。
なぜアバンは生きていたのか、今まで何をしていたのか
メガンテを唱えたのに、なぜアバンは生きていたのか。
勇者だったころ、ハドラー討伐のときにフローラ姫からもらった「カールのまもり」が身代わりになって砕け、命を落とさずにすんだのです。
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
ドラクエでいうところの「いのちのいし」のようなものかもね。
アバンは、ダイの家庭教師をしていたときのハドラー戦で命を落としたとされていました。ハドラーに対してメガンテを放った衝撃の感動シーンです。
アバンは生きていたのですよね。・・・とすると、ポップのように当然の疑問がわきあがってきます。
自分自身の無力さが許せなかったアバンは心身を鍛え直し、新能力(破邪呪法)を身につけるために修業をしていた。
これは、次回#75「破邪の秘法」で明かされるのかな。
原作コミックで「破邪の秘法」を使うアバンが、ちょーカッコイイんです。扉を開けるだけなのにかっこいい。・・・詳しくは以前に書いた記事をどうぞ↓
アバンに向けられたキルバーンの怒り
キルバーンの復活を知りながら、ダイたちを先に行かせたアバンが素敵でした。
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この場でキルバーンをひきつけておけば、バーンパレスまでの道のりでキル・トラップ(罠)は作動しないことをよんでいたのです。
だから城の前まで「駆けっこ」だったんだね。
後々にわかることだけど、アバンはキルバーンの怒りを自分だけに向けさせることに成功したのです。ハドラーとキルバーンを比較して仮面を割ることで・・・。
戦いの最低限のルールは戦士としての誇り。ハドラーにはそれがあった。
これは、ひとあし先にあの世へ行った、ハドラーの怒りの一太刀だっ!!!!
キルバーンに斬りかかるアバンがかっこいい。
キルバーンの怒りはアバンだけに向けられました。この場でキルバーンの仮面を割るだけに留めたのは、まだアバンにはしなければならないことがあったからです。
それは次回の「破邪の秘法」なんだけどね。
もはや師にあらず?新たな同士アバン
ダイたちが城へ猛ダッシュするときに言ったアバンのことばが印象に残りました。
私はもはや、あなたたちの師ではない。新たな同士。戦う仲間なのです
ダイの家庭教師だったころは「師」という言葉がしっくりきていたアバン。バーンパレスで再会してからのストーリーでは「同士」や「仲間」という言葉がしっくりくるんです。
それはダイやポップが成長して、強さでは師を越えた結果なのだけど・・・。
アバンは、できた人なんだと思った。器が大きいというか・・・。
「新たな同士」と言えちゃうところ、もう尊敬しかないです。でもやっぱり今もアバンはダイたちの「師」でもありますね。強さだけじゃなく人間的に。
「大勇者の復活」ラストは、アバンに放ったヒュンケルの言葉で幕を閉じます。
© 三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 © SQUARE ENIX CO., LTD.
もういい。俺にはあんたの力の底がみえた
あんたは弱い。弱すぎる。
アバンに反抗してるかのような言葉。・・・実はこのとき、アバンの真の力を見抜いていたのはヒュンケルだけだったりします。
ヒュンケルの言葉は、師を信頼しているからこそのものなんだ。
『ダイの大冒険』#74「大勇者の復活」みどころ・おすすめポイント
- ヒュンケルとアバンの再会シーン
- アバンが生きていた理由
- ハドラーの怒りの一太刀
『ダイの大冒険』#74「大勇者の復活」みどころは、アバンとヒュンケルの再会シーン&アバンvsキルバーンです。
師弟関係の絆に涙し、アバンが放ったハドラーの怒りの一太刀は名シーンですね。・・・これはコミックでも。
面白かったよ。